不安との上手な付き合い方~その①

 

不安が襲ってくる時は、ドキドキして頭が真っ白になって

そのことばかり考えてしまい、他のことが考えられなくなってしまいます。

そのような苦しさは、とてもよくわかります。

私もたくさんそのような経験があるからです。

 

ですが、不安といってもいろいろな状況でのいろいろな不安があります。

過剰に不安がっている時ありませんか?

実は、そういう時に、適切に不安がられるように調整することもできるのです。

 

ある日、仕事でうっかりミスをしてしまったかもしれないと

不安な気持ちを打ち明けられたことがありました。

 

状況を確認すると、うっかりをしたかもしれないし、していないかもしれない

ちゃんとやって帰ったかが自信がなくて心配という状況

本人にとっては一大事です。とても心配そう。

おそらく、ずっとずっとそのことが頭から離れない様子

夜も眠れなくなるのではないかと想像してしまうぐらいの心配っぷりです。

 

一緒にその状況でどうすべきなのかを考えてみました。

今はもう職場の入っているビル自体が閉館していて、確認に入ることは不可能。

それは・・・逆に安全ということでもあるかもね?

 

次の日の勤務は休みとのことなので

休みでも早めに職場に確認に出向くのかを尋ねると

何かあったら電話があるはずで、その時には職場に出向くとのこと

そうなんだ、自分の中に答えがちゃんとあるではないですか。

 

「じゃあ、今からずっと心配して嘆き続けることは必要ないかもね。」

そのように声をかけると、結局、本人の中から結論がでました。

「明日の9時15分から10時の間に心配することにしよう」

じゃあ、心配は一旦これで「はい、おしまい!」

それから、落ち着きを取り戻しました。

 

過剰に不安をつのらせてしまっている時はないですか?

そういう時は適切に不安がりましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

魅力ある職場とはどのような職場でしょうか?

 

あなたにとって魅力ある職場とはどのような職場でしょうか?

「魅力」といっても、どこに価値を持っているかで

人により答えは違うでしょう。

 

客観的に見るために、以下の項目について数値化してみるのも一つです

・環境

・仕事の内容や成果

・人間関係

・お金

・勤務時間

・遊び、レクリエーション

・教育体制

・その他(あれば項目を記入)

 

各項目が10点の状態はどのような状態なのか・・・?

今の現状は何点なのか・・・?

5点なら5点の内訳、3点なら3点の内訳について・・・?

(良いところやできているところを明確にする)

つけてみてどのようなことに気づいたのか・・・?

その上で、点数を上げるためにできることは何かを考える

実行へ・・・

 

ポイントは2つあります

一人で何とかしようとしないで、誰かと話題にして話してみるのも一つ

コーチとそれをテーマに話すのも良いでしょう

現場の皆で話し合うというのも効果的

そのプロセスでビジョンが共有できます

お互いの気持ちや考えを知り理解が深まるチャンス

皆の知恵は頼りになります

 

そしてもう一つのポイントは

出来ないことに焦点を当てるのではなく、出来ることに焦点を当てること

愚痴を言ったりなげいたり他者や職場を責めても良くはなりません

 

自分や自分達に「ちょっとでも出来ること」は何でしょうか?

変えられるところはどこでしょうか?

やれたらいいなと思うことは何でしょうか?

やめることは何でしょうか?

 

いきなり満点を目指さなくてもいい

1点でも2点でも上げるために、自分(達)がやれることを考えてみませんか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

セルフコーチング&コーチング

 

松江と大田の2会場でコーチングの研修をさせていただきました!

 

~感情と上手に付き合い「ありたい状態」に導く~

(セルフ)コーチング

 

午前中が自分に活かすセルフコーチング

午後が他者に活かすコーチング

 

質問の種類を知って自分や他者に質問をするだけではなく

感情と上手に付き合うことが必要です。

 

感情に巻き込まれて振り回された状態の自分が自分に質問をしても、

なかなか気づきやひらめきは得られません。

また、他者へ質問をしたとしても、相手に深く届きませんから

相手も気づきやひらめきが得られにくくなります。

 

感情を理解し、人間を理解し、感情と上手につきあいましょう

その自分が質問を活用することで、効果がぐんと上がります。

そして、自分をありたい状態に導きましょう

まわりの人をありたい状態へ導く支援に役立てましょう。

 

それが、本来の自分らしく、持ち味を発揮していく道です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

職場の居心地を良くするために・・・

 

「職場の居心地の良さ」は「人間関係」の影響を大きく受けます。

「人間関係の心地良さ」は「コミュニケーションの量&質」と関係します。

 

①コミュニケーションの量を増やすにはどうしたら良いでしょうか?

②コミュニケーションの質を高めるためにはどうしたら良いでしょうか?

結果は繋がると思いますが、量と質に分けて考えてみるのも一つです。

 

①コミュニケーションの量を増やすために

<環境を整える>

コミュニケーションがとれるスペースにテーブルや椅子を設置

コミュニケーションスペースを新たにつくる。

既存のコミュニケーションスペースの場合でも、

観葉植物を置く、飲み物を充実させる。

テーブルクロスをかける、棚を買って整理整頓するなど

交流の場を心地良くすることでコミュニケーションを増やすことができます。

 

<イベント>

施設内のイベントに皆を誘って参加してみるのも一つ

誰かが楽しんで参加しようとする姿勢があると、周りの人達も楽しくなります。

部署内でイベントを企画するのも一つです。

 

イベントと言っても、食事会や飲み会、歓迎会や送別会、忘年会だけではなく

職員の誕生日の日に、皆でおめでとうと言ってさしあげることもイベントです。

拍手でお祝いするのでもあり、歌をうたうのもあり、ミニ花束を渡すのもあり

 

毎日、「1回以上は誰かに感謝を伝える」取り組みをするもイベントですね。

 

②コミュニケーションの質を高めるために

アサーションやコーチングの研修を受講する

職場の誰か1~3人に研修を受けてきてもらうというのもありですが、

可能な場合は、施設や部署に講師を招いて皆で研修を受けるとより効果的です。

また、同じ研修を複数回企画し、全員参加を目指すのもお勧めです。

 

ある病院では、5年計画で職員の方全員の受講を目指された施設がありました。

施設全体の規模でなくても、部署単位にすると・・・

もう少し気楽に全員参加の企画ができるかもしれません。

 

あなたの職場の居心地を今よりさらに良くするために

施設や部署でできそうな取り組みはどんなことがありますか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

年上スタッフと若手スタッフ

 

ある日、コーチング研修を終えた後

何人かの受講生の方が相談に来てくださり、順番待ちの列ができていました。

年上スタッフとのコミュニケーションについてお悩みの方、

部下や後輩指導にお悩みの方もいらっしゃいました。

 

ある方の順番になった時に

「さっきの前の方と先生とのやりとりをお聞きして

先輩は先輩で後輩指導に悩んでいるということがわかりました。」

軽やかにおっしゃったのが印象的でした。

それがわかっただけで、肩の荷の重さが軽くなられたようでした。

 

・年上スタッフへの接し方が難しい

・若手スタッフへの指導が難しい

どちらについても悩みの声を聞きます。

そして、私が看護師だった時もどちらも経験があります。

 

もし、年上スタッフを苦手とする若手スタッフが

その先輩達が、後輩指導について難しいと感じているのを知っていたら?

そして、コーチングを学びに来ていることを知っていたら?

 

もし、若手スタッフに指導しても響かないと嘆いている年上のスタッフが

その後輩達が、コミュニケーションに苦手意識をもっているのを知っていたら?

そして、コーチングを学びに来ていることを知っていたら?

 

どうなるのでしょうか?

 

相手の苦労や気持ちはなかなか見えないところ

お互いに分かり合えるといいのにな~

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

若手スタッフへの指導が難しい

 

前回の記事で、「目上のスタッフ」への指導について書かせていただきました。

今回は「若手スタッフ」への指導について

 

ある時、研修終了後に後輩指導について相談に来てくれた方がいました。

指導や振り返りをする時に、質問してもいつも「わからない」と答える後輩に

どのようにアプローチしたら良いでしょうか?

 

そういう時に、何が起きているのかというと

後輩に向けた怒りや苛立ちもあるかもしれません。

けれど、それだけでなく

「自分の指導が悪いのか…?」・・・と

自分へのダメ出しから、怒りや苛立ちも起きているかもしれません。

 

相手が「わからない」と言うこと自体は、決して悪いものでもない

今はその段階にいるのだなと、ジャッジせずに受け入れてみるとどうでしょう?

 

人により、小さい頃からの育った環境や習慣、体験が違います。

質問をされて、自分で考えて、それを伝えることが、サクサクできる人もいれば

質問されることに慣れていない人もいます。

考えることに慣れていない人もいます。

自己表現することに慣れていない人もいます。

また、単純に、看護の知識や経験が少なくて

答えが(今は)わからないという場合もあるでしょう。

 

「今日研修で学んだ中で、何か活かせることがありますか?」と尋ねると

「そうですね、・・・・・・・・・・。」

ちゃんと、ご自分で答えを見つけていらっしゃいました。

 

1回ですぐに変化させたいかもしれないけれど、人が変化するには時間も必要

そのことを理解して、まずは自分が気持ちにゆとりをもち

気長に関わり続けることも、必要かもしれませんね。

 

そして・・・悩むことの価値もあることに、気づいていらっしゃいますか?

後輩指導に悩むからこそ、研修を申し込んで学び、さらに質問に・・・

悩んだりサクサクといかないことは、心地良いものではありません。

けれど、そのプロセスがあるから指導力がアップしますよね。

後輩の方は、そんなあなたの指導を受けて伸びる可能性が拡大します。

 

後輩とあなたは、ご縁があって出会っています。

お互いが成長のために相手を必要としているから。。。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

目上のスタッフへの指導が難しい

目上のスタッフへの指導が難しいという声をよくお聞きします。

本当にそうだよな~と私も思います。

中には、指導したら逆ギレされたという方もいらっしゃいました。

 

まずは、目上のスタッフへの指導を難しいと感じている自分は自然だということ

そのように認識してみてください。

得意だと感じている方の方が希少かもしれませんよ。

その中で頑張っている自分をしっかり認めてあげて下さいね。

 

その上で、伝え方の工夫をしてみませんか?

 

Youメッセージで指導すると

「(あなたは)今度から・・・(このように)してください。」

相手にとっては命令口調として伝わります。

 

Iメッセージで伝えると

「今度から・・・(このように)していただけると(私は)助かります。」

相手にやんわりと伝えることができます。

 

質問を活用すると

「今度から・・・(このように)していただくことは可能でしょうか?」

また、その後に、「(そうしていただけると)私達とっても助かります。」

このようにWeメッセージを加えることもできますよね。

 

秘訣は・・・

相手のプライドを傷つけないよう伝え方を工夫すること。

相手に心から敬意を示すこと

 

そして・・・

一人で頑張りすぎないこと

時には逃げて指導を見送っても良いのです。

時には上司や目上の先輩に指導をお願いしても良いのです。

休憩も入れて下さいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

相談されて答えを教えた後にすること・・・

 

「・・・(こういう場合)、どうしたらいいですか?」と相談された時

相手の成長のために、本人に考えさせることは大切です。

それには、質問をして引き出すコーチングの関わり方が有効。

けれど、コーチングが大切になりすぎると

すぐに答えを教えてはいけないと思ってしまうこともあるかもしれません。

 

時と場合によりティーチングが適切な時もあります。

また、相手によりティーチングが必要な時もあります。

柔軟に使い分けることができると一番効果的ですね。

 

例えば・・・

緊急時に相手に「どうしたらいいと思う?」と質問している場合ではない。

すぐに答えを教えたり、指示をだすことが必要です。

 

けれど、そうでない時でも教えても良いのです。

教えることは悪いことでもない。

自分のもっている答えを教えた後に

「今の話を聞いて、どう感じましたか?」と質問をしてみましょう。

 

このプロセスを入れることで

相手がその答えをどのように受け止めたのか、理解したのか、

どのように感じたのか、違うと思ったのならどう思ったのか…を話させることで

相手は教えられたことの学びを大きくすることができます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

フィードバックした後にすること・・・

 

コーチングセッションをする時でも、部下や後輩指導する時でも

フィードバックを入れることはとても効果的です。

 

フィードバックは、相手が外側に表現している事実をそのまま返すこと

・さっきから声のトーンがあがりました。

・○○という言葉を今日は5回繰り返しています。

・○○の話をする時、とても力強く話されていました。

 

また、相手の言動から自分が内側で感じた事実をそのまま返すこと

・大丈夫って言うけど、とても不安そうに見えます。

・○○をとても大切にされているように聞こえてきます

・私には、あなたが本当はそれをやりたそうに伝わってきています。

 

フィードバックによって、相手に気づきが生まれたり

本当に向き合う課題や真のゴールに向かって進みだす機会になります。

 

効果を高めるためには

■相手の許可をとって伝えること

「感じたことがあるのですが、お伝えしてもいいですか?」

相手が聴く準備ができて受け取りやすくなります。

ただし、ポジティブなフィードバック時など

流れを止めない方が良い時もありますので、柔軟に。。。

 

■相手との信頼関係(ラポール)を築くこと

日頃からの関係づくりも大切だけど

その対話の時の、聴き方やあり方でもラポールを深めることができる

雑念は脇におき、ジャッジすることなく、ただ理解しようと相手に意識を集中

 

■相手にフィードバックを受け取ってほしいという自分のエゴを手放すこと

結果を手放す、結果に期待しない、相手がNoと言ってもOk。

私は「コーチは揺らす(刺激を与える)人」だと思っています。

押してダメなら引いてみて、軽やかにアプローチできたら素敵ですよね。

 

そして、もう一つ重要なことがある

フィードバックした後にすること・・・

■相手がどう感じたかをお聞きすること

「今、言われてみて(フィードバックされて)どう感じましたか?」

相手に感じた気持ちや感覚を率直に話していただけることが大切

仮に相手がNoだったとしても、それを話すことで明らかになるこがあるから

違うなら違うで、違和感が出たなら出たで、それは大切な素材です。

 

前述した「相手がNoと言っても大丈夫」ということにもつながりますね。

だから、肩の力を抜いて気楽にフィードバックしてみましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうござました。

 

 

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。