部下が現場や自分や他者への不満を言ってきた時…

 

もし、相手が不満を言ってくることに悪いイメージしかもっていなかったら?

とっさに(無意識的な反応として)身構え緊張感を高めるでしょう。

嫌悪感や恐怖を感じるかもしれません。

相手から身を守るために、こちら側の正当性を主張したくなるかもしれません。

すると、相手はさらに緊張感を高めて身構えます。

 

それでは、もし・・・

 

相手が不満を言ってくることへのメリットの視点も持っていたら?

 

面倒くさいな、嫌だなと思う部分も確かにあるけれど

そう感じてしまう自分自身の存在もちゃんと認めることができていて

 

その上で、確かに一理あるかもしれないと相手の視点にも立ってみれる

そう感じる人は他にもいるかもしれないとも思ってみれる

 

正直に打ち明けてくれたことに対して感謝の気持ちをもつ

ありがたいフィードバックだと思う

或いは現場を変えるチャンスだと思う

「誰かから不満を言われる」ことに対しての視野が広い状態

 

すると、随分と気持ち穏やかにニュートラルに言葉を返すことができる

「〇〇さんはそんなふうに感じているのですね。」

 

このニュートラルなエネルギーをまとったあなたからの言葉で

相手は、ちゃんと「伝わった感」「受け止めてもらえた感」を感じます。

「受け止める」は、「受け入れる」や「賛成する」こととは違います。

 

「〇〇さんはどうしたら良いと思う?」

不満を提案に変えさせる質問につなげたり

現場や自分を振り返ったとしたら、本当に不満をチャンスに変換できますね。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

秋の夜長の読書会

 

コーチングのセンスを身につける「コーチングハンドブック」読書会

1章から12章まで終わり、10月から新たに2クール目に入りました。

 

●リピートで2クール目も継続でご参加いただいている方々

●「読書会」というもの自体が初参加の方々

●以前、別な読書会に参加したことがあるが、この読書会には初参加の方

このようないろいろな皆さんで一緒に学びました。

 

同じ1章でも参加者の方が違うから学びが全く違う場でおもしろい!

以前1章を取り扱った時から月日が経ち、同じ自分ではないから新鮮!

そもそも、前にやった時の記憶が・・・💦(笑)

 

けれど、本当は目には見えなくても

着実に・・・少しずつ・・・体験を積んで変化してきています。

気づいたぶんだけ視野が広がり

大切さを感じる深さが深くなったぶんだけ意識的に実生活で実践し振り返る

 

個人的には・・・

毎回とても新鮮に学べるこの読書会の場が単純に私は好き!

静かな夜の時間に仲間と学べるこの時間が貴重な時間に感じてる!

秋の夜長の読書会の心地よさを感じました。

 

参加者の方からの声の一部を紹介します

・他の人の感じ方と自分の感じ方や気づきが違い勉強になりました。

・「空白」と「焦点」の連鎖が人生を作る。という言葉が印象に残りました。

・読書会の時間に再読することで理解が深まったと共に、

直近の出来事と結び付けて考えることができ、さらに理解度が上がりました。

・参加者の皆さんは自分とは異なる視点を持っていて、

その違いから気付くことや考えることもありました。

 

12月までのスケジュールは満席(キャンセル待ち)となっております。

来年1月以降のスケジュールが決まりましたら、HPでお知らせいたします。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

立場を入れ替えてみると・・・

 

部下や後輩指導の場面で、

立場を入れ替えて質問をして相手に考えてもらうことがありませんか?

 

看護場面なら・・・

「もし、あなたが患者さんの立場だったらどう感じるだろう?」

「もし、あなたの大切な人が入院したとしたらどのように接してもらいたい?」

このように問いかけることで、

相手は自分自身の伝え方や行動の仕方を客観的に振り返ることができます。

 

企業においても同様で

「もし、お客様の立場だったらどのように感じただろう?」

「もし、あなたがお客様だったらどのように接してもらいたい?」

他にも様々な活用の仕方があるでしょう。

 

先日、ある方の言葉でハッとさせられました。

「部下や同僚と上手くいかない時は、相手を自分のものだと思っている。

だから、自分の言うことを聞いて当然。自分の意見を通して当たり前になる。」

 

家族との関係にも応用できますよね。

「クライアントとして関わる」でハッ!とさせられました。

なるほど、そう来るか~

 

もっとちゃんと集中して話を聴くな。。。

必要があれば、提案したり注意は促すけれど、自分の考えを押しつけない。。。

相手の選択を尊重するな。。。

そして、相手という存在を信じて見守る。。。

 

家族という存在はあまりにも身近すぎるから

自分の接し方を客観的に振り返れた貴重な体験でした。

 

あなたはどのようにこの質問を活用しますか?

誰と誰の立場を差し替えますか?

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

何でも相談しすぎる、自分で考えて決められない部下に対して

 

何でも相談し過ぎる、誰かの意見を聞かないと決められない・・・

そのような部下や周りの人にに対してどのように向き合ったら良いでしょうか?

 

自分で決めれず相談し過ぎる人に対して

「えっ、そのぐらいは自分で考えられるでしょ!」

「そのぐらいは自分で考えなきゃダメでしょ!」

このように、否定的な反応(自分が葛藤を感じている)がある時は

言葉で直接伝えなかったとしても、厳しい声が内側で飛び交い

目には見えないけれど相手はエネルギーとして受け取っています

 

目の前の相手を否定している状態からだと、

その人をあるがままに見てあるがままに受け止めることができません。

すると、適切な言葉をかけることができません。

 

依存的な相手に否定的な反応(怒りや嫌悪感など)が起きる場合

主体的であることが過剰に大事になりすぎているかもしれません。

依存はダメで、自立しなければならない!!

或いは、自分で考えることが重要になりすぎて、人に聞く(頼る)行為が悪に

 

すると・・・依存的な他者を否定するだけでなく、

自分自身に対しても厳しく接してしまう

頼っていいのに頼れず頑張りすぎていませんか?

誰かに頼る自分を責めることになりますね。

 

以前、看護師をしていた時の私は・・・よく相談する方でした。

今では、依存も自立も良いものでも悪いものでもないとわかりますが

当時は、「不安だからとりあえず相談する!」といった具合

しかし、そんな依存的な自分を否定する気持ちもあります。

それなのに、依存的な他者には「自分で考えて!」と思い

このように、依存と自立の間を大きく振られることになります💦

 

また、相手が自分で決める事に過剰な不安や恐れをもっている場合もありますね

過去の体験の中で、自分の判断を誤って失敗したインパクトのある経験から

失敗を恐れる価値観や観念が構築されている場合

 

その場合は、

「間違っても良い」・「失敗しても良い」という許可を出してあげて下さい。

間違いや失敗は誰もが経験したくないものです。私もです(笑)

しかし、失敗の痛みから得られる学びや力は成功以上に大きい

 

相手が自分に許可を出せるように接してあげると

その人は・・・どこかほっとした表情になるかもしれません。

でも、まだ少し「本当にいいの~?」と戸惑うかも?

けれど・・・少しづつ、少しづつ・・・自分で腰をあげて立って歩きだす

自分で考えて決めれるようになってくる。

そして、ちゃんと必要な時には相談もできるようになる。

 

或いは、相談しないと決めれないその人は、

悪気もなく、相談する行為が癖のようになっているだけかもしれません

又は、今がそういう“時期”や“段階”にあるだけなのかもしれません。

本人にとってはあたかも自然で当然な行為

 

感情は一旦脇におき、相手に何が起きているのかに意識を向けてみましょう。

相手を否定しない状態のあなたが問いかけると

「あなたはどう思う?」「あなたはどうしたい?」「どうしたら良いと思う?」

あなたの投げかける質問やメッセージの効果が上がります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

質問のチカラ

 

オンライン「コーチング塾」基礎コースのステップ4

部下やメンバーのチカラを引き出す~質問のチカラ~を開催しました!

 

質問は学べば学ぶほど奥が深いです。

私は主催する側ですが、開催するたびに私自身も学んでいます。

 

質問を学ぶ時、

「どのような言葉を使って質問をするのか?」

質問のレパートリーを増やしたり慣れることは大切です。

誰もが通る道ですね。

 

それだけでなく・・・

どのような自分が質問をするのか?

さらに・・・

質問を受けることで、人間に何が起きているのか?

その質問はなぜ(どのように?)効果が高いのか?

コーチング塾では、これらにも焦点を当てます。

 

質問やコーチングを学び続け

質問のチカラについての理解がよりリアルに、より深く腑に落ちていくと・・・

あなたの質問力がさらに磨かれます。

それは、質問の種類を学んで知り、暗記しただけでは得られないチカラです。

 

①質問力を高めることは、あなたにとってどのような意味がありますか?

②5年後、あなたの質問力が高くなっていたら、どんな変化が起きていますか?

答えは一つとは限りません。

どんな答えがでてくるのでしょうか・・・?

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

モデルを活用して自分に質問してみる

 

あなたはモデルとなる人がいますか?

仕事の先輩であの人のようになりたいという人・・・

人として素敵だなと思う人・・・

身近な人でなくても、有名人や歴史上の人物でも尊敬する人・・・

あなたのメンターとなる方・・・

 

その時々で必要な人をピックアップ

セルフコーチングで自分自身に質問してみよう!

 

私が自分に役に立つな~と思うのは

課題がある時や目標達成に向けてチャレンジする時

「◌◌さんなら、今の私を見たらどんなアドバイスをくれるかな?」

「◌◌さんなら、こういう時この出来事をどう捉えるのかな?」

「◌◌さんなら、どういうふうに切り抜けるだろうか?」

「◌◌さんなら、どのように行動するのかな?」・・・など

 

視点が変わり、答えやヒントがみつかる

そして行動・・・

行動する時のうまくいく秘訣は

「本人になりきること!」と、「それを楽しむこと!」

 

もし、うまくいかない時は・・・

誰かに質問をお願いすると良いですよ。

同じ言葉でも、自分に質問するのと他者から質問を受けて話すのと違うんです!

そんな質問の不思議もぜひ体験してみてください。

 

あなたのモデルとなる人の名前を伝えて質問してもらうのもあり

相手の人にモデルの人物は任せてみるのもありです。

↳この場合は、外れの時もあるかもしれませんが・・・(笑)

予想しなかった人物がでてきて視点が変わると大きな発見もありますョ。

何人か人を変えて質問を受けるのも一つです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

「止めたいけどなかなか止められない」自分と折り合いをつける

 

止めたいけれど、なかなか止められないことはありませんか?

 

例えば・・・

テレビをついだらだらと見てしまう

ネットニュースを何気にクリック、ついクリック

間食を控えたいのについ食べてしまった~

ネットショッピング♪楽しいけれど・・・

お酒やタバコがやめられない

 

お酒やタバコ以外のものは、

私の心当たり“あるある”体験です。(笑)

実は、それをやることで得ている感情や感覚があるかもしれません。

 

あくまでも一つの例ですが

子供の頃、親が共稼ぎで忙しくてよく留守番をしていた方にとっては

テレビが自分の不安や寂しさを紛らわせてくれる大切な存在であることも・・・

年齢を重ねて大人になっても、テレビとの無意識的なつながりは変わらず

持ち続けていることがあります。

 

「止めたいけれどなかなか止められない」場合は

その行為で得ている感情や感覚を探ってみるのも一つ

意識的に選択できるようになる助けになるかもしれません。

発見したら、その自分を認めて理解してあげた上で、

時には、同じ感情や感覚が得られる害がない別な行為に差し替えませんか?

 

「やる」・「やらない」・「ここまでやる」・・・など

その時々で自分の自由な意思で選択してその行動がとれると、

罪悪感はなく、すがすがしい達成感や満足感が得られます。

 

現在、上手くできたりできなかったりしながら奮闘中!

一緒にやりませんか?

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

「聴くチカラ」をレベルアップする

 

「コーチング塾」基礎コース(全4回)第2回目は「聴くチカラ」

中澤コーチが担当してくださいました!!

 

「聴く」は何度学んでも・・・毎回とても新鮮に学べます。

それだけ重要なベースとなるスキルです。

 

「良い聴き方」とはどのようなものでしょうか?

 

相手の話をさえぎらずに聴く

相手に興味関心をもち、集中して聴く

自分の価値観を一旦脇に置き、相手を理解しながら聴く

共感しながら聴く

効果的な相づち、うなづき、オウム返しで相手の話を促進

・・・などなど

 

前述した「聴き方」が有効な時は多いでしょう。

上手くいったり上手くいかなかったり、ホッとしたり反省したりを繰り返し

より「聴く」をレベルアップしていきたいです!

 

しかし、一方で

「良い聴き方」は固定されたものでもなく変化します。

「本当の良い聴き方」ができる人はどのような「チカラ」があるのでしょうか?

 

場合によっては・・・

相手の話をあえて「その時すぐに聴かない」ことが必要な時もある

途中で「意図的に切る」ことが必要な時もある

 

「今日の夕方は時間とれますか?落ち着いてじっくりその話が聞きたいな」

(話を聴く必要はあるが、自分の状況(都合)が整わない時)

 

「そんなことがあったんだね。今、◌◌だから、また今度聞かせてね。」

「頑張ってるね。さあ、そろそろ帰っておいしいもの食べて早く寝よう!」

(ぐちなど、これ以上聴くことがお互いのエネルギーロスになる時)

 

「ちょっと、待ってね。コーヒーでも飲みながら話をしませんか?」

(すぐに話を聴かず時間を意図的にとることで相手の感情が落ち着くのを待つ)

 

まだ他にもいろいろな場面に応じた「聴かない」があるでしょう。

 

「本当に聴くチカラ」がある人は、

「よく聴く」ことも「よく聴かない」こともできるチカラをもっている。

自分でコントロールするチカラがあるように私は思います。

 

「聴く」は奥が深いですね。

私はこれからも「聴く」を磨いていきたい!

一緒に学びませんか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

アドバイスもほどほどに…コーチングもほどほどに…

 

相談をされたら「良いアドバイスをしなくちゃ」とつい思ってしまう

良いアドバイスができた時は誇らしく思ってしまう

効果的にアドバイスができないとがっかりします

 

けれど、逆に・・・

「またアドバイスをしすぎちゃった⤵」と反省したことはありませんか?

コーチングを学んで活かそうとしている時によく起きます。

コーチングが重要になりすぎた時にも起きます。

 

反応が強い時は、どちらかに偏りすぎている時かもしれません。

どちらも時と場合で必要

 

アドバイスはほどほどに・・・

コーチングもほどほどに・・・コーチの私が言うのもなんですが(笑)

そして、

反省もほどほどに・・・

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

コーチは「揺らす人」

 

コーチングを学び始めた頃によくはまっていたのが

良い質問をしなくちゃ・・・

キレの良いフィードバックをしなければ・・・

気づきを引き出さねば・・・

相手の課題をなんとか解決させてあげたい・・・

早く目標達成させてあげたい・・・etc

 

これらがダメなのではなく

ある時期には、とらわれることが必要だったと思います。

一生懸命に質問やフィードバックを学びました。

アプローチのレパートリーが増えました。

一生懸命クライアントの方のことを考えました。

 

けれど、いつまでもそのとらわれは必要ではありません。

今は、コーチは「揺らす人」だと感じています。

自分の質問が効果的でなかったらどうしよう・・・とか

フィードバックが相手に「ヒット」するかしないかではなく

もっと気楽に構えて「揺らしてみる」

 

そして、その後の相手の反応(気持ちや感覚)を大切にしています。

ヒットしたらラッキー

ヒットしなかったら・・・それもチャンスなのです!

「○○というより□□かもしれない」

「今、なんだか身体が重くなりました。」

「昔の・・・した時のことを思い出しました。」

このように、自分が投げかけたことで相手の中で何が起きたのかを

ちゃんと相手が話せるようにします。

 

あなたは、部下やメンバーの方を「揺らした後」

どのように話を聴いてみたいですか?

 

揺らしてみると、何か出てくる

だって、答えは「相手の中」にあるから。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。