会議で「流される」のではなく「流れにのる」

 

最近私の焦点が当たっていると感じていることの一つ

「流される」ことと「流れにのる」ことの違い

どんな違いがあるのだろう・・・?

 

「流される」は無意識的なイメージがあります

「流れにのる」は意識的なイメージがあります

 

例えば会議の場面で、私が流されていたとしたら・・・

多数派の考えが正しいことのように思えて、無意識的にその意見にのってしまう

すると、少数派の人の意見をあたかも間違いのように決めつけてしまう

すると、傾聴しようとしなかったり、そもそも発言の機会を作ろうとしないかも

 

流されるのではなく、流れにのる場合には・・・

多数派の意見も少数派の人の意見もどちらも大切に聴こうとするでしょう

 

少数派の人に対しても

「〇〇さんの考えをちゃんと聞きたいです。」「話を聞かせて下さい」

このように声をかけると、他のメンバーも聞く姿勢が整い、会議への集中力⤴

その上で、私の考えも話させてもらったり、質問をさせてもらったり・・・

 

多くの場合は、多数派に対して少数派は弱い立場になりがち

だからこそ、少数派の人達を大切に扱う、ちゃんと話を聞く

そうすると、会議の場にあった争いのムード(エネルギー)が穏やかに変化する

その時に、本当に必要な方向(選択肢)が見えてくる

もしかしたら、多数派と少数派の意見を統合した新たな選択肢がみつかることも

 

多数派の意見にあえて皆でのることになるかもしれないし

少数派の意見にあえて皆でのることになるかもしれないし

新たにみつかった選択肢に皆でのっているのかもしれませんね

 

「流される」のではなく「流れにのる」と、どんな会議になると思いますか?

 

会議の場面だけでなく、もっと他の場面でも応用できそうです

あなたはどのような場面で

流されるのではなく、流れにのってみようと思いますか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

師長・副師長のための「多職種とのコーチング」

 

先日、師長・副師長の方向けにコーチング研修をさせていただきました。

 

今回の研修は、部下やスタッフへのコーチングの領域を超え

多職種との連携を推進する力を高めることを目的にした

「多職種とのコーチング」

 

多職種とは・・・専門性や立場が異なるすべての人

他の職種だけではなく、他部署の看護師(他病棟-手術室-外来-看護部、

委員会やプロジェクトメンバー、リソースナースなど)

関連施設のケアマネや訪問看護師

そして、ご自分の部署でも役割や立場が違うスタッフも含まれます。

 

部下指導の観点でコーチングをさらに発展させ、多職種連携に捉え直し

多職種連携を視野に入れて、コーチングを学んで理解。

さらに、ワークで知識を得るだけでなく体感で学びました。

 

コーチングの基本スキルを学んだ後は、

下記3つのシチュエーション別アプローチ

①面談の場面

②交渉の場面

③会議の場面

 

部下指導だけでなく、部下への面接や面談だけでなく

多職種連携の交渉や会議などにおいても、コーチングはとても役立ちます。

 

対話の質が高まると、関係性が深まります。

そして、共に解決策を探して解決する力が高まります。

すると、連携の質が高まりますよね。

 

もし、あなたが部下育成や指導の領域を超え

多職種連携においてもコーチングを意識し活用したとしたら

どのようにコーチングを活かしますか?

例えば…どのような場面で、傾聴や承認をすると良さそうですか?

例えば…どのような場面で、どのような質問をすると良さそうですか?

 

皆さん、これからさらにご活躍の領域を広げていかれることと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

習慣を変えて・・・自分が本当に生きたい人生を生きる

 

「習慣化実践塾」というものに参加しました。

古い習慣を手放して、新しい習慣を身につける

これから約半年間、参加された皆さんと一緒にとりくみます。

 

残りの人生をどう生きたいのか?

習慣化実践塾で何を目標にしたいのか?

そのために、どのような具体的な(評価しやすい)行動目標を持つと良いのか?

・・・色々考えさせられました。

 

早寝早起きを目標にする人もあるかもしれないし、

運動やダイエットの人もあるかもしれない

ある方は姿勢を変えたという体験者の方もいらっしゃって

習慣の捉え方の視点が広がりました。

 

私は、「家族とのコミュニケーションの取り方」の習慣を変えることに決定!

コミュニケーションも習慣ですよね

家族は関係が近いからこそ難しい

日常的にふいに起きることだから罠にはまりやすい(笑)

 

無意識的な反応で言動してしまうと後で後悔することも・・・

「間(1クッション)」おくことを入れ込み

具体的な評価できる行動目標に落とし込みました。

 

あなたは、残りの人生をどう生きたいですか?

そのために、どんな習慣を手放して、どんな新しい習慣を身につけたいですか?

もし、新しい習慣が身についたら、どのような気分で毎日を過ごしていますか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

もやもやの正体は何か?

 

何かの出来事に遭遇した時、もやもやしたことありませんか?

誰かとのやりとりや関係性において、もやもやすることありませんか?

時にはイライラ、時には後悔や落ち込む気分になるなど etc

 

そんな時、そのまま放置すると

そのうち忘れてしまって気に留めなくなることも・・・

けれど、再び似たような出来事を引き起こして

同様の反応のパターンを繰り返すかもしれません。

 

そのもやもやと、ちゃんと向き合ってみませんか?

 

出来事そのものにもやもやしているというよりも

その背景や出来事への自分の意味づけでもやもや反応しているのかもしれません

 

①事実:感情と区別して、事実を整理すると、どのような出来事でしたか?

②反応:その時のあなたの気持ちや感覚、考えたことは?

③客観視:どのような大切にしている価値観や、ねば、べきがありますか?

④ここまでで、何か気づいたことがありますか?

⑤今後に向けて、手放すものやゆるめるもの、取り入れるものはありますか?

 

気づくことで・・・

無意識的に反応するスイッチが切れる、又は緩みます

すると、視野が広がります

すると、新たな選択肢が生まれます。

すると、行動を変えることができます

 

大げさに聞こえるかもしれませんが

それは・・・あなたの未来が変わるということになりませんか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

スタッフ・部下への理解が広がると、その人を伸ばすことができる!

 

私はその人のことをほんの少ししか理解していなかった・・・

驚きと共に気づいて、私の捉え方が変化した

その感覚が今でも鮮明に残っている体験があります。

 

その人が仕事の場面でよく口にしていた言葉は

「私には〇〇するなんて無理です」

「そんなことできません」

 

そのような言動を目にしたり耳にしたりすると、

勝手にイメージをもってしまいます。

しかも、自分でも気づかないうちに・・・

 

この人は、きっと自分に自信がない人だ

ネガティブな考えの人だ

消極的な人だ

だから、もっと自信を持った方がいいし、積極的になった方がいい

 

その思い込みのフィルターを通して、その人を見て接していることに

私は最初は気づいていませんでした。

 

ある時、プライベートの話を聞いて驚きました。

「学生の時に英語が好きだった。

日常会話程度はできて、一人で海外旅行に行ったことが何回かある」

「歌が好きで習っている。

歌の大会に出たことがあり、次回も挑戦しようと思っている。」

 

積極的で行動的な人だった!!

 

私は、本当のその人のことをいかに理解できていなかったかを思い知りました。

「一部」のことを「全部」に当てはめて思い込んで捉えることを

私が学んでいるNLP(心理学の分野)で「一般化」と呼んでいます。

人は無意識的によく一般化をしています。

私ももれなくやっていました。

 

その人の可能性を本当に信頼できているかは大切です

仕事の場面でも、積極性や行動力の可能性を本当に信じることができると

伝える言葉もトーンも接し方も変わる。

すると、相手に伝わるものや届けられるものも変わります。

すると、引き出せるものも変わります。

 

部下やスタッフへの理解を広げるためにできることは何でしょう?

あなたは、部下やスタッフの理解が広がったら何が変わると思いますか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

あなたが自分のリーダーシップや部下の指導に悩む時・・・

 

自分のリーダーシップや部下の指導に悩むのは・・・

能力がないためではない

 

もし、あなたが自分のリーダーシップに悩んでいるとしたら・・・

それは、今、あなたがリーダーシップの能力を磨く時だから

 

もし、あなたが部下指導に悩む時がきたとしたら・・・

それは、あなたに指導の能力がないのではなく、指導力を高める時だから

 

自分がどう捉えているかで

疲弊してエネルギーのムダ使いになってしまうこともあるかもしれません。

一度立ち止まって、自分の捉え方を振り返ってみませんか?

 

捉え方を変えるだけで、気持ちや感覚が変化します。

気持ちに余裕(スペース)ができると

解決に向けて選択肢が広がったり、新たな行動をとったりすることができます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

部下育成でうまくいった体験もうまくいかなかった体験も活かすとは?

 

仕事をしていると、いろいろなことがあります。

何気なくやってうまくいくこともあるし、

努力しているつもりでも思ったようにできないこともある

 

しっかり準備したからうまくいくこともあるし

しっかり準備したのにうまくいかないこともある

そのようなことはありませんか?

 

うまくいかないことは、その時は辛かったり苦しかったりするかもしれません

いつもうまくやりたいし、うまくいってほしいと思ってしまうのは私だけかなぁ

 

それでも前に進んで行ったとき

振り返ってみるとわかることがある

 

うまく出来ない時やうまくできなかった時のその人のことが理解できます

そして、上手く出来た時のその人のことも理解できます

私がその両方の体験をたくさんもっているから・・・。

 

完全にとまではいかなくても

少なくとも、両方の体験を積んだぶんだけ理解できる

だから・・・どんな時のその人も信頼し、あたたかく見守る

そして粘り強く関わる

 

うまくいった体験もうまくいかなかった体験も

その両方を体験していて良かったな~と思います。

 

特に、うまくいかない時は感情的には苦しいかもしれません

けれど、ふと振り返ってみると

その経験が自分の強みに繋がっていることに気づきます

全ての体験が身になり役立っている

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

師長・主任が面接・面談の場を整える価値

 

人が最高の力を発揮できる時は

安全で安心を感じていてリラックスしている時、かつ集中している時です

 

その時に、思考は研ぎ澄まされ、ひらめきや気づきが起きやすい

いろいろなことを深く理解もできる

スポーツに例えると、ゾーンに入った状態

 

面接や面談の時も同じことが言えます

 

「部下が安心し、リックスした集中状態になるにはどうしたら良いのか・・・?」

問いをもつことから始まります

 

●どんな環境(部屋や座り位置)で面接や面談をすれば良いかを考えて選択する

●もし自分が部下の立場だったら、師長や主任にどのような気持ちや在り方で

自分と向き合ってほしいか?・・・それを部下に実践する

●スタート時にどのような言葉をかけると相手が安心するのかを考えてみる

●相手が話している時どのように聞くと良いでしょうか?

●面接時だけでなく、面接前に自分の状態を整えて臨むこともポイント

例えば、深呼吸をして、それまでの現場のあわただしさをリセットしてから望む

相手の話や想いをちゃんと聞こう!と決めてから望むなど

 

面接技法も大切ですが

本当は、相手が最高の力が発揮できる場を作ることはそれ以上に大切

そして、それは意識したら誰もが高めることができる

 

だから・・・

私もコーチングのセッションで場を整えることを大切にしています

実際にどのぐらいできているかはいろいろな時があるかもしれませんが・・・

その効果や価値を知っているから、大切にしようとしています

 

一緒に磨いていきませんか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

目標管理面接でこの質問を取り入れてみませんか?

 

目標設定というと

「今年度、何にとりくむのか?」

「そして、1年後にどんな結果をのこすのか?」

そのような内容を決めていくかもしれません

これらはツールなどに文章化されていくでしょう

 

言語化されにくいことも面接時に対話で引き出してみませんか?

「どのように考えてその目標にしたのですか?」

「あなたは看護師(その他 職種)として何を大切にしていますか?」

「あなたはリーダー(その他 役割)としてどうありたいと思いますか?」

他にも、メンバーとして…3年目として…5年目として…10年目として…

 

あなたが面接の中で相手の人に在り方や向き合い方を質問してみた時に

どのような変化に気づくと思いますか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました

 

 

 

春は目標管理面接の季節

 

人は目標が明確になると進みやすくなります

曖昧なままだと「まっ、いいか」・・・と、同じ場所に停滞しがち

 

目標設定の時に「何を(目標に)しますか?」と問いかけるかもしれません

これは、目標の「ワード」・「行動」に焦点が当たる質問です

これも目標を明確にするのに大切な質問です

 

でも、その前に・・・

まずは、「人」に焦点を当てて質問をしてみませんか?

 

部下やスタッフへの面接の場合は、

その人が本当はどうなりたいのか?

「その人」に興味をもって問いかけてみましょう

 

例えば・・・

「3年後、どんな看護師になっていたいですか?」

「どんなリーダーシップを発揮していたいですか?」

「どんな力が強化されていると良いと思いますか?」

「もし、それが達成できたとしたら、何が手に入っていますか?」  などなど

 

目標の「ワード」や「行動」を明確にするのは

その後でも大丈夫

「・・・じゃあ、そこに向けてこの1年後はどんな取り組みをしますか」

「(あなたの立てた目標)がどう結びついてきますか?」

どんな答えが返ってくるのか、わくわくしながら

 

そうすると、相手の人もその問いに興味をもち

自分の中にあったことを話すことでわくわくしてきて

目標が主体的な目標になっていきます

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。