「わからない」ことが許せなくて・・・

 

先日、家族から「どう思う?」「どっちがいい?」相談されたけど・・・

「わからない」「どっちでもいいんじゃない?」

そう言っているのに、さらにひつこく私の考えを聞いてくる

でも本当にわからない! 本当にどっちでもいいよ!!

 

その時 気づきました。

これって・・・

ある場面が走馬灯のように蘇ってくる

昔、逆の立場で私がやっていたことだったのです。

思い出しました~💦

 

かつて「わからない」ことはとても怖いことでした。

私自身が受け入れられなかったことだったのです。

自分が「わからない」のも許せない気がしていたし

相手が「わからない」と答えることも悪いことのように思えて・・・

 

わからない時は本当にわからないこともありますよね

でも学生時代や若かったあの頃はそのことに気づくことができませんでした

 

自分がかつて誰かにやったことは、自分に返ってきているかもしれません(笑)

気づけて良かった

相手が「わからない」と答えることを許しましょう。

自分が「わからない」と答えることも許しましょう。

 

新人や後輩指導、部下指導をしていて、私のように感情がゆさぶられたら

ちょっと立ち止まって

自分自身や過去の体験を振り返ってみるのも一つですね

すると、穏やかに冷静に対応できます

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

若手スタッフへの指導が難しい

 

前回の記事で、「目上のスタッフ」への指導について書かせていただきました。

今回は「若手スタッフ」への指導について

 

ある時、研修終了後に後輩指導について相談に来てくれた方がいました。

指導や振り返りをする時に、質問してもいつも「わからない」と答える後輩に

どのようにアプローチしたら良いでしょうか?

 

そういう時に、何が起きているのかというと

後輩に向けた怒りや苛立ちもあるかもしれません。

けれど、それだけでなく

「自分の指導が悪いのか…?」・・・と

自分へのダメ出しから、怒りや苛立ちも起きているかもしれません。

 

相手が「わからない」と言うこと自体は、決して悪いものでもない

今はその段階にいるのだなと、ジャッジせずに受け入れてみるとどうでしょう?

 

人により、小さい頃からの育った環境や習慣、体験が違います。

質問をされて、自分で考えて、それを伝えることが、サクサクできる人もいれば

質問されることに慣れていない人もいます。

考えることに慣れていない人もいます。

自己表現することに慣れていない人もいます。

また、単純に、看護の知識や経験が少なくて

答えが(今は)わからないという場合もあるでしょう。

 

「今日研修で学んだ中で、何か活かせることがありますか?」と尋ねると

「そうですね、・・・・・・・・・・。」

ちゃんと、ご自分で答えを見つけていらっしゃいました。

 

1回ですぐに変化させたいかもしれないけれど、人が変化するには時間も必要

そのことを理解して、まずは自分が気持ちにゆとりをもち

気長に関わり続けることも、必要かもしれませんね。

 

そして・・・悩むことの価値もあることに、気づいていらっしゃいますか?

後輩指導に悩むからこそ、研修を申し込んで学び、さらに質問に・・・

悩んだりサクサクといかないことは、心地良いものではありません。

けれど、そのプロセスがあるから指導力がアップしますよね。

後輩の方は、そんなあなたの指導を受けて伸びる可能性が拡大します。

 

後輩とあなたは、ご縁があって出会っています。

お互いが成長のために相手を必要としているから。。。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

苦手意識の奥にある意図は何だろう?

 

苦手だなと思うことやおっくだなと思う時はありますか?

特に何をしている時に、そのような感覚になりますか?

 

私にとっては、文章を書く時

文章を書くことは自分では難しいと感じることです。

サクサク進む時もありますが、なかな進まない時の方が多いです。

テーマがみつからない、どのように構成や表現をしたら良いのかわからない

すると、難しい~苦手~という気持ちや感覚になります。

 

その一方で、

書かせていただくお仕事をありがたく引き受ける私もあります。

やりたいと喜ぶ私でもあります。

自ら、ブログも書いていますし(誰からも強制されていません)

クライアントの方には年に3回通信も主体的に発行しています。

 

いったい、私は文章を書くのが好きな人なの?嫌いな人なの?

どちらの自分の時もあります・・・というより

どちらの気分の時もあるのかも。

 

本来の私はそのどちらでもなく、淡々と自分の道を歩んでいく中で

その私が文章を書いて表現しようとしています。

 

苦手意識の気分を起こす自分を掘り下げていった時

子供の頃のある出来事と結びつきました。

ああ、それで文章書きたくない気分にさせてくれているんだな~

さらに、文章が書けないという状態を私は恐れていたんだな~

 

苦手意識の奥には、意図があったのです。

感情や感覚を起こして何かを思い出させようとしていたり

何かを乗り越えようとさせていたり

実は、何かから自分を守ろうとしてくれていたり

 

あなたが苦手だと感じることの奥にある意図は何でしょうか?

 

書けた時の喜びやホッとする感覚に励まされ

掛けない時の踏ん張りや粘りがトレーニングにもなり

今の私につながっています。

無駄なことは何もない。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

コーチは「揺らす人」

 

コーチングを学び始めた頃によくはまっていたのが

良い質問をしなくちゃ・・・

キレの良いフィードバックをしなければ・・・

気づきを引き出さねば・・・

相手の課題をなんとか解決させてあげたい・・・

早く目標達成させてあげたい・・・etc

 

これらがダメなのではなく

ある時期には、とらわれることが必要だったと思います。

一生懸命に質問やフィードバックを学びました。

アプローチのレパートリーが増えました。

一生懸命クライアントの方のことを考えました。

 

けれど、いつまでもそのとらわれは必要ではありません。

今は、コーチは「揺らす人」だと感じています。

自分の質問が効果的でなかったらどうしよう・・・とか

フィードバックが相手に「ヒット」するかしないかではなく

もっと気楽に構えて「揺らしてみる」

 

そして、その後の相手の反応(気持ちや感覚)を大切にしています。

ヒットしたらラッキー

ヒットしなかったら・・・それもチャンスなのです!

「○○というより□□かもしれない」

「今、なんだか身体が重くなりました。」

「昔の・・・した時のことを思い出しました。」

このように、自分が投げかけたことで相手の中で何が起きたのかを

ちゃんと相手が話せるようにします。

 

あなたは、部下やメンバーの方を「揺らした後」

どのように話を聴いてみたいですか?

 

揺らしてみると、何か出てくる

だって、答えは「相手の中」にあるから。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。