どうしたら相手を深いレベルで認めることができる自分になれるのだろう?②

少し前の記事

「Qどうしたら相手を深いレベルで承認出来る自分になれるのだろう?①」

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2つめに思うのは

「相手を尊重する」ことがあります。

言葉にすると当たり前で当然のようですが、実際には難しい

相手を尊重することは、相手の価値観を理解することにもなるから・・・

 

相手の価値観と同じにならなくてもいい、同感でなくてもいい

そうなんだと共感して理解するだけでも違ってくるのではないかと思います。

相手に興味関心をもち、人との違いそのものを受け入れられると

少しは近づいていけるのではないかと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

自己基盤の連動

3月に研修講師として呼んでいただいてから久しぶりの福岡です。

 

今回は私が受講生として学ぶためにやってきました。

1日目は自己基盤と戦略について

2日目はオリエンテーションについて

 

自己基盤で活用するSDリスト(セルフディベロップメントシート)は

環境、健康・・・・から始まり各項目全部で100問あるチェックシートです。

人が目標達成したり課題を解決したりしていくのには基盤が大切

しっかりした基礎工事があれば頑丈な家やビルが建ちます。

根っこがしっかりした木には青々とした葉が茂り、きれいな花が咲きます。

 

SDリストは、自己基盤をチェックしたり強化するのに役立ちます。

「チェックのついた、ついていないにかかわらず気になった項目は・・・?」

この質問で意外な項目がでてきました。

チェックのついていない項目に着目しがちですが、

枠にとらわれずに質問をすると意外なものがでてくる・・・

質問の大切さをあらためて実感しました。

 

今回私は82点。この数年は、だいたい80点台で安定しています。

しかし、実は・・・

初めてコーチングを学び始めて最初にチェックした約11年前には37点でした。

目標やビジョンに向かうのにはエネルギーが必要

SDリストの点数は目安になります。

でもね・・・私の場合は

このSDリストの点数を上げようとして取り組んだというより

自分にコーチをつけ続け、日々の目標達成、課題解決をしてきた中で

結果として点数があがってきました。

だから、連動しています。

 

まずはSDリストの点数アップに取り組んで、

目標やビジョンを達成しやすい自分にしていくのもあり

ただただ、日々の目標達成、課題解決を取り組み続けるのもありです。

 

クライアントさんに対しても、選択肢として提案した上で、

自分の価値観や「こうすべき」という説も一旦はおいておいて

相手がどんなふうに進みたいのか

相手がもっている答えに耳を傾けていけたらいいなと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

どうしたら相手を深いレベルで認めることができる自分になれるのだろう?①

相手をより深いところ(レベル)で認めることができたら・・・

承認しても、叱ったり注意を促しても、質問をしても

伝わり方や響き方が違うでしょう。

 

自分が相手を深いレベルで認めたら

質問をした相手も深いレベルまで意識がいくので、

気づきの種類や深さが違ってくるかもしれません。

 

では、どうしたら

相手を深いレベルで認めることが出来る自分になれるのでしょうか?

 

いくつかある中の一つには

これまでの人生の中で身についた自分の過剰になっている価値観を

弱めるあるいは外すこと

 

そのためにはどうしたら良いのでしょう?

自分がどんなことに反応しやすいのか

どんな時に葛藤がおこるのかに意識を向けていく

そして、どんな「・・・ねばならない」 「・・・べき」がそこにあるのか?

どんな思い込みがあるのか?

そんな自分への問いかけをもってみるのはどうでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

ラベルを貼る

コーチングに限らず、相手を「ありのままにみる」ことはとても大切なこと。

しかし・・・言葉でいうほど簡単なことではなく

人はいとも簡単にラベルを貼ってしまいます。

すると、そこからは

そのラベル色のサングラスをかけて出来事や相手を見てしまいます。

 

自分の感じた感覚だけでなく

評判にも左右され

簡単にそうだと信じ込み

無意識レベルで先入観をもってしまいます。

 

ある仕事の作業がなかなかはかどらない。

なぜだろう・・・?

・・・・・

あ、私の中に先入観がある

他の人の話を聞き、勝手にイメージをつくり、思い込んで警戒をしていました。

でも、それは私が勝手に思い込んだイメージです。

 

同じ場面を5人が見たとして

それぞれの価値判断のフィルターを通してみるので、

感じ方は5人それぞれ違います。

また、一場面でとらえたものを

その人 = ●●  (その人は●●な人)

とシンプルに省略してラベルにして捉えてしまいがちです。

本当はAの面もあるし、Bの面もあり、いろいろな面があるのですよね。

 

ありのまま相手をみることは大切。でも、難しい。

まずはそのことをわかっておくだけでも違うのかな~と思います。

そして、時々自分に問いかけてみましょう。

「ありのままをみていますか?」

「それは事実ですか?」

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

プロ意識

あるコーチの方が

「プロ意識が足りないな~

もっとクライアントのモデルになれる自分になりたい・・・」

と話されていました。

それを聞いて

「いえいえ、プロ意識、十分あるのではないでしょうか。

○○さん、プロ意識があるからもっとこうならなくちゃ!と自分を戒めたり

変わろう!!とされているのではないでしょうか?」と伝えました。

 

でもね、後で気づいたのです。

私にもいえるな~と

私の中に2人の自分がいます。

1人は・・・プロ意識が大事で

「もっとこんなコーチでなければだめでしょ!!」と厳しい自分

もう一人は・・・ゆるい時の自分にOKを出せることが大事だという自分

「それは厳しすぎるよ。そんなに厳しいと、クライアントにも厳しくなるよ」

 

このどちらか一方だけが代わるがわる登場すると

極端に意見が真逆だから衝突します。(笑)

相手の状態によっては、どちらの自分も正義になったり悪になったりします。

けれど、この両方の自分が同時に私なのだと気づいた時

もう一方の自分を理解できた時

衝突していたものは沈静化しどのような状態の相手をも、理解し受け入れ

その時に、相手に応じたアプローチができる。

 

リーダー・管理職の皆さんが部下やメンバーの方と接する時にも

自分の中に2人の自分、いませんか?

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

副師長や主任が先導する業務改善のための「交渉・提案」術

看護雑誌の記事を書かせていただいています。

「主任看護師」 日総研出版 2017年 7・8月号

【特集タイトル】

やっぱり超過勤務はダメだよね・・・

主任が先導する「部署の現実」にマッチした業務整理・改善

 

この中で、

「医師の指示出し時間やチーム医療の皺寄せの現実!

じゃあ交渉・提案しよう」

の記事を担当させていただきます。

 

私自身が看護師をしていた時からコーチになったこれまでの体験と

コーチングの中から「交渉・提案」に活かせることを書いていきます。

職場や個人で雑誌をとっていらっしゃる方

これからとってみようかなと思っていらっしゃる方

ちらっと見ていただけたらうれしいです。

 

書きたいことはいろいろ私の中にあるのに

それを文章に表現するのは本当に難しい

珈琲とチョコ1粒をつまんで、今日も意識を集中させてスタートです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

ジャッジ

人は自分の価値観でいろいろなものをジャッジしています。

好き、嫌い

良い、悪い

正しい、間違い・・・・・

意識して反対側に立ってみないと

反対側があるということすら気づかないことも

 

以前一緒に働いたことのある先輩のことを最近思い出しました。

その方は後輩指導にとても厳しい先輩でした。

その頃の私の言い分は・・・

・そんな伝え方では相手がビビッてしまうんじゃない?

・一度にそんなに伝えても覚えられないんじゃない?

・そんなに時間かけて・・・業務が進まない

 

あえて、反対側の思い切り賛成派に立ってみると・・・

・後輩を育てたいという思いが人一倍ある

・安全な看護を提供する使命感が人一倍ある

・部署を良くしたいと言う思いが人一倍ある

・良い看護を提供したいという思いが人一倍ある

 

意識下されていない反対側を意識下した時に

相手に対しての理解が深まったように思います。

そして・・・

賛成派の私と反対派の私がお互いを認め合えたように感じました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

強化月間

仕事でのチャレンジがやってきていて、今、ちょうど真っただ中です。

3つの研修を同時進行で準備を進めている他に

処理することや日々の業務など・・・

 

いろいろな波がやってくるものです。

いろいろな波はあるものです。

やってくる波を「大変!!」「どうしよう!」

とパニックになると思うように進みません。

 

避けるのではなく、受け入れていきましょう。

全体を見渡すと同時に目の前のこと一つひとつを落ち着いてやっていく。

そんな状態になると進んで行きやすくなります。

・・・と自分に言葉をかけながらがんばっているところです。

 

「今、自分の強化月間なんだな~。」

そう思って一歩、また一歩進んでいきます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

Q&A 自分の考え(答え)を言いたくなるのですが・・・

「相手の人に質問をした時に、自分の中に答えが出てきて

それを言いたくなるのですが・・・?」

相手から引き出すコーチングの効果や重要性を理解されているからこそ

でてきた疑問だと思います。

 

ああやったらうまくいくと思うのにな~

こうしてみたらいいんじゃない

こんな手があるよ

これを言うか言わないか・・・

自分の中の考え(答え)とどのように向き合ったら良いのでしょう?

 

私の個人的な考えは・・・

「自分の考えを言いたい」これがエゴからきているのか?

もしエゴなら、もう少し待ってみたり質問を変えたりして

相手の答えを引き出してみるのはどうでしょうか?

 

教えるといったティーチングも場合によってはまた重要です。

エゴではなく、ここは相手のために言った方が良い

そう思った時は、どうぞ自信をもって伝えてみてください。

相手が自分で考えることに慣れていなかったり、経験が少なかったり

たまたまその時、狭い視野の中で考えている場合もあります。

 

また、アイディアを出し合って一緒に作戦を練ることもまた有効です。

提案として一つ伝えることによって

次々と相手が思いつき始めることもあります。

その場で答えを決めずに、「考えてみて来週教えてね」

というアプローチもありますね。

 

「相手にとってどんなアプローチがその時有効なのか?」

エゴにのっとられたままアドバイスするのではなく

ちょっと立ち止まって振り返り

その上でいろいろ試してみるのはどうでしょうか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

Q&A 部下やメンバーへ質問、答えが出てこない時どうすればいいの?

つい相手に「自分にとっての良い答え」を期待

質問をする時に、自分の期待が高ければ高いほど

期待はずれが起きる確率が高くなります。

 

その場ですぐ答えがみつかるかはわかりません。

後でゆっくり考えたら答えが見つけかるかもしれません。

まずは、「考えてくれてありがとう」という気持ちで感謝し

ヒントを出してみるのもOK

相手に考えてもらった上で教えるのもOK

その時の選択ですね。

 

そして、もう一つ

「考えてみて来週また聞かせてね」

「後でいいから教えてね。」

‥という引き続きのアプローチはいかがでしょうか?

 

人は質問を受けて空白ができるとその空白を埋めたくなるものです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。