Q&A 相手が未来をイメージできない場合はどうしたら良いでしょうか?

コーチング塾の数日後にメールで質問をいただきましたので紹介します。

「職場で使った時に相手がイメージできなくて沈黙が続いてしまった場合は

 どのように対処したら良いでしょうか?

(以前、このような状況になってしまったことがあったので)」

 

皆さんはどうしたら良いと思いますか?

 

*~~~~~~~*~~~~~~~*~~~~~~~*

 

これはあくまでも私の考えですが

まずは沈黙が、イメージできないことからの沈黙なのか、

質問の意図が分からないことからの沈黙なのか、

深く考えているからこその沈黙なのか・・・を確認する必要があります。

 

①質問の意図が伝わっていなければ、再度伝え

②考えているための沈黙ならば、効果的な沈黙なので待ちます。

 

そして・・・

③イメージできないことからの沈黙であれば、

無理にその質問を続けなくても良いのでは・・・。

別な質問やアプローチに切り替えましょう。

 

フューチャーペーシングはビジョンを明確にする会話の一つで

達成している未来(1年後や3年後など)がどうなっているかを

その場に行ったかのように会話して相手から引き出します。

 

インパクトがあり、ビジョンが明確になるだけでなく

モチベーションが上がったり、気づきがあったり、

アイディアが浮かんできたりもします。

 

しかし・・・たくさんあるアプローチの中の一つであり

使わねばならないものではありません。

全ての人に、全てのテーマで、全ての場合に、効果的とは限りません。

大切なのは相手に合わせたアプローチ

 

人は一人一人個性が違いますので

中には未来をイメージするのが苦手な方もいらっしゃるでしょう。

効果的なアプローチでもその人には効果的でない場合もあります。

その場合は「別の質問に変えますね。」と切り替えましょう。

 

また、「別の質問に変えた方が良いですか?」と相手に聞いてみるのも一つ。

迷った時は、どうしてほしいかを相手に尋ねてみましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

コーチング塾「うまくいっている未来の自分になる」アプローチ

 

8月19日(土)はコーチング塾のステップアップコース(単発)開催

ビジョンを明確にするアプローチの中の

フューチャーペーシング(うまくいっている未来にペーシングする)

をテーマに、皆で学び、体験をし、練習をしました。

 

「もし達成していたら・・・3年後は・・・?」

五感に働きかけ、うまくいっている未来の自分をリアルに体験したり

モデルを活用した質問などなど

 

参加者の方にクライアント役をお願いして

日頃、企業研修ではやらない「デモ」にも挑戦

やってみないとどうなるかわからないところもあり勇気がいりますが

参加者の方から「デモを見ることで理解が深まった」という言葉をいただき

やって良かった ◦ 。○

 

教科書や本だけでは学べないことが体験を通して学べる場

そんな場にコーチング塾がなっていたらうれしいです。

参加者の方からいただいた感想の一部を掲載しています。

 

次回は12月2日(土)13時~16時開催!!

この回の講師は、中澤博之コーチです。

私は受講生として皆様の中に入らせていただき

一緒に考えたりロールプレイングをさせていただきます。

 

今後もいろいろなやり方、企画ありでやっていこうと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

部下育成:クライアントさんと一緒に発見しました!

先日のクライアントさんとのセッション

ご厚意で記事掲載させていただきます。

ある部下についてのアプローチがテーマでした。

既にご自分でも様々な視点でアプローチを考えて実践途中

なかなかうまくいかないとのことです。

 

Co「今そのアプローチ、どのくらい進みましたか?」

Cl「30%」

(思うようにいかないとのことですが、あと70%も可能性が残されています)

Co「40%になっていたとしたら・・・?」「次の一手は?」

この質問で急にトーンがあがり、私が口を挟む必要もなく話し始めました。

そのことをフィードバック

 

今まで部下育成がうまく行かないことは問題でストレスになっていました。

けれど、その逆の面を一緒に見ていきました。

 

実は・・・

・部下育成が好きなんだな~ということ

・部下育成が自分のミッションの一つにあるのだな~ということ

・悩める部下がいてくれることで、

今、ものすごく部下育成の腕に磨きがかけられている最中であること

 

これを頭で理解するだけでなく、このことが腑に落ちることが必要!!

 

問題の面だけをみているとストレスばかり大きいですが、

その裏にかくれている意味や価値や理解が深まると

相手や今起きている出来事の捉え方が変わります。

 

捉え方が変わるとアプローチの仕方が変わります。

たとえ同じ言葉をかけたとしても、相手への伝わり方が違ってきます。

自分の捉え方が変わることで部下が変化する確率を上げることができる。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

介護施設でのコミュニケーション研修

 

ここのところ、3週連続で介護施設での研修が入っていました。

皆さんが、パワフルに楽しそうにロールプレイングをやってくださるのに

いつも助けられています。

 

看護協会や病院、医療の現場での研修

また、介護部門でも地域で開催される管理職やリーダー研修は

1日研修や半日研修で夕方までに終了するという形でさせていただくのですが

 

個々の介護施設内での研修の場合

夕方17:30スタート! とか 18:30スタート!

研修時間は1時間半を1回 又は 2回シリーズで学びます。

 

経験させていただいて改めて感じるのは・・・

どちらが良い悪いはないのだということ

施設や受講者の方にとって一番ベストな学び方や内容がそこにはあるからです。

価値判断をすることなく相手(受講生や施設)を理解し受け入れて

その中で自分にできるベストを尽くしていきます。

 

1時間半の研修を作っていくのもまた難しい

あれもやりたい、これも伝えたいという私のエゴを断ち切らねばなりません。

そうして絞り込んだものをわかりやすくお伝えするには

どうしたら良いのでしょうか・・・?

きっとそれが今の私の宿題なのですね。

 

1日研修も半日研修も1時間半の研修も、どれも違って等しく尊い

まずは違いを受け入れ、味わい、楽しみながらやっていきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

交渉・提案術

ここのところ、医療・介護の分野に限らず

残業が問題視されてきています。

看護雑誌でもそのような特集が組まれ、記事を書かせていただきました。

 

「主任看護」日総研 2017年7・8月号
【 タイトル 】
医師の指示出し時間やチーム医療による皺寄せの現実!
じゃあ、交渉・提案しよう

 

もうずっと以前になってきましたが、

私が病院勤務していた時も膨大な残業に悩まされていました。

 

医療の現場では、患者の急な入院もあり、病状の急な変化もあります。

また、重症な方もいらっしゃる中で

精一杯やってもなかなか終わらないジレンマがありました。

 

介護の現場でも施設によっては介護度の高い方を受け入れていたり

限られた人数でお世話をされている中での苦労があることと思います。

 

簡単に残業を減らすということが容易ではないことは十分わかった上で

それでも、部署の中で提案、交渉をして業務改善をしたり

他職種と交渉をすることによって、少しでも仕事が進めやすくなったら

どうでしょうか?

 

「残業をなくそう!!」ではなくても

毎日10分、20分であっても

1ケ月の職員全体の残業時間は変化します。

それによって、疲労が軽減されたり気持ちが少しでも楽になれば

職員間の関係や職場の雰囲気も変わっていくように思います。

 

その過程で役立つ「交渉・提案」について

私自身のこれまでの体験とコーチングの中から❝ちょっとしたコツ❞について

書かせていただきました。

 

雑誌を個人的に、また、職場で購入されている方は

お手にとっていただけるとうれしいです。

雑誌の特集内容の詳細は こちら

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

ホームページをリニューアルしました!

ホームページがリニューアルしました!!

WordPressのレスポンシブデザインでつくって頂き

パソコンだけでなく、タブレットやスマホなど様々なデバイスに対応。

デバイスに応じて見え方が変わるので、パソコン以外からも見やすくなります。

 

私がコーチとして独立してからずっとホームページをお願いしている

㈱ワードメーカー 狩生孝之さんに今回もお願いしました。

狩生さんは言葉を表現するプロフェッショナルですが

デザインもとても素敵で・・・毎回気に入っています。

私をイメージして作ってくださるから、私の好みになるのでしょうね。

 

リニューアルしたコーチングルームOsawa のホームページは こちら

㈱ワードメーカ のホームページは こちら

 

ホームページリニューアルで気持ちも新たに・・・

今後もますますコーチとして精進していきます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

「無理」という思い込み

コーチングのセッションの中では「無理」だと話していたクライアントさんから

2週間後にメールが入り、「あれからやりました!」と報告が入りました。

 

また、こんなことも・・・

セッションの中では、

「今日は無理だし、今月も・・・勤務をみたら無理そうです。」

と話していたけれど、その日の夜に

「あれから急に展開が変わって一気に進みました!!」というメール

 

「無理」というのは、私も含めてですが、

誰もがやってしまう思い込みの癖でもあるのではないでしょうか?

 

自分で「無理」という枠をつくっておくことで

窮屈なんだけれど、変化しなくていいという安全を確保しています。

無意識的に自分が作ってしまっている枠をセッションではずすと

無理じゃなくなるのです。

 

本当のあなたは、もっと力が発揮できるあなたなのです。

そう私は思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

前進・後退・停止状態

目の前のことを進める時

どんどん進めたくても思うように進まない時があります。

 

障害がやってくることもあるし、

相手がいる場合はペースが違えばなおさらです。

かといって、途中で止めてしまう「後退」は受け入れられない

前進も後退もできずにいる「宙ぶらりんの状態」も受け入れられない

そうなると前進も、後退も、停止状態も全てが「×」になってしまいます。

 

車の運転は・・・

アクセルだけではスピードが出過ぎて危険

ブレーキで時々スピードを落としたり、信号で止まったり、時にはバックも

そうしながら目的地に向かって前進していくのでした。

 

そのイメージを思い出せたら、前進だけではだめで後退も必要

途中で止まって休憩所に入ることも必要なんだと思えて

また、休憩所を出てスタートしていけそうに思えました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

どうしたら相手を深いレベルで認めることができる自分になれるのだろう?②

少し前の記事

「Qどうしたら相手を深いレベルで承認出来る自分になれるのだろう?①」

記事はこちら

 

2つめに思うのは

「相手を尊重する」ことがあります。

言葉にすると当たり前で当然のようですが、実際には難しい

相手を尊重することは、相手の価値観を理解することにもなるから・・・

 

相手の価値観と同じにならなくてもいい、同感でなくてもいい

そうなんだと共感して理解するだけでも違ってくるのではないかと思います。

相手に興味関心をもち、人との違いそのものを受け入れられると

少しは近づいていけるのではないかと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

自己基盤の連動

3月に研修講師として呼んでいただいてから久しぶりの福岡です。

 

今回は私が受講生として学ぶためにやってきました。

1日目は自己基盤と戦略について

2日目はオリエンテーションについて

 

自己基盤で活用するSDリスト(セルフディベロップメントシート)は

環境、健康・・・・から始まり各項目全部で100問あるチェックシートです。

人が目標達成したり課題を解決したりしていくのには基盤が大切

しっかりした基礎工事があれば頑丈な家やビルが建ちます。

根っこがしっかりした木には青々とした葉が茂り、きれいな花が咲きます。

 

SDリストは、自己基盤をチェックしたり強化するのに役立ちます。

「チェックのついた、ついていないにかかわらず気になった項目は・・・?」

この質問で意外な項目がでてきました。

チェックのついていない項目に着目しがちですが、

枠にとらわれずに質問をすると意外なものがでてくる・・・

質問の大切さをあらためて実感しました。

 

今回私は82点。この数年は、だいたい80点台で安定しています。

しかし、実は・・・

初めてコーチングを学び始めて最初にチェックした約11年前には37点でした。

目標やビジョンに向かうのにはエネルギーが必要

SDリストの点数は目安になります。

でもね・・・私の場合は

このSDリストの点数を上げようとして取り組んだというより

自分にコーチをつけ続け、日々の目標達成、課題解決をしてきた中で

結果として点数があがってきました。

だから、連動しています。

 

まずはSDリストの点数アップに取り組んで、

目標やビジョンを達成しやすい自分にしていくのもあり

ただただ、日々の目標達成、課題解決を取り組み続けるのもありです。

 

クライアントさんに対しても、選択肢として提案した上で、

自分の価値観や「こうすべき」という説も一旦はおいておいて

相手がどんなふうに進みたいのか

相手がもっている答えに耳を傾けていけたらいいなと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

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