コーチは「揺らす人」

 

コーチングを学び始めた頃によくはまっていたのが

良い質問をしなくちゃ・・・

キレの良いフィードバックをしなければ・・・

気づきを引き出さねば・・・

相手の課題をなんとか解決させてあげたい・・・

早く目標達成させてあげたい・・・etc

 

これらがダメなのではなく

ある時期には、とらわれることが必要だったと思います。

一生懸命に質問やフィードバックを学びました。

アプローチのレパートリーが増えました。

一生懸命クライアントの方のことを考えました。

 

けれど、いつまでもそのとらわれは必要ではありません。

今は、コーチは「揺らす人」だと感じています。

自分の質問が効果的でなかったらどうしよう・・・とか

フィードバックが相手に「ヒット」するかしないかではなく

もっと気楽に構えて「揺らしてみる」

 

そして、その後の相手の反応(気持ちや感覚)を大切にしています。

ヒットしたらラッキー

ヒットしなかったら・・・それもチャンスなのです!

「○○というより□□かもしれない」

「今、なんだか身体が重くなりました。」

「昔の・・・した時のことを思い出しました。」

このように、自分が投げかけたことで相手の中で何が起きたのかを

ちゃんと相手が話せるようにします。

 

あなたは、部下やメンバーの方を「揺らした後」

どのように話を聴いてみたいですか?

 

揺らしてみると、何か出てくる

だって、答えは「相手の中」にあるから。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。