部下や後輩にもっと成長してほしい

人によって成長のスピードも個性も違う、時間が必要

わかっているのだけれど・・・

 

成長してほしいと願う愛情から

相手に良くなってほしいと思うから

どうにかして相手を変えなくちゃと思う

 

この気持ちが強くなればなるほど、高い理想と現状とのギャップは大きくなり

指導時に苛立ちが出てしまいます。

子供の宿題を見るお母さんにも部下指導にも共通したところがありませんか?

 

ある管理職の方とセッションでお話をしていて

自分にもあるな~と振り返りました。

 

そして、「感情的になったらダメ!」「怒ってはダメ!」という価値観があると

感情的になる人を受け入れられなかったり、感情的に怒る自分も許せないはず

苛立ちをおさえてなかったことにして指導する

 

子供が小学校の頃、宿題をみていた時のことです。

繰り返し説明しても分かってもらえず、つい感情的になった時がありました。

その時の自分があまりに嫌で、そういう自分をなかったことにしてしまった。

封印するということは、ふたをして持ち歩いていたということになります。

 

苛立つことがなくなったかというとそうではなく

あふれると漏れてしまうこともありますよね(笑)

ニュキっと地上に出そうになるとまた封じ込め

できるだけ感じないように、気づかないふりをして

逆に大きく成長させてきていたことになるかもしれません💦

 

かつての自分(認めたくない自分)に再開して向き合った時

なんだか懐かしさがこみ上げてきました。

ずっと苛立つ自分、キレル自分を避けてきたな~

そして、苛立った自分を認めて受け入れた時

苛立つ出来事はまたあるかもしれないしないかもしれないし

それさえもあまり気にならなくなるような気持ちになりました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

Q&A 相手が未来をイメージできない場合はどうしたら良いでしょうか?

コーチング塾の数日後にメールで質問をいただきましたので紹介します。

「職場で使った時に相手がイメージできなくて沈黙が続いてしまった場合は

 どのように対処したら良いでしょうか?

(以前、このような状況になってしまったことがあったので)」

 

皆さんはどうしたら良いと思いますか?

 

*~~~~~~~*~~~~~~~*~~~~~~~*

 

これはあくまでも私の考えですが

まずは沈黙が、イメージできないことからの沈黙なのか、

質問の意図が分からないことからの沈黙なのか、

深く考えているからこその沈黙なのか・・・を確認する必要があります。

 

①質問の意図が伝わっていなければ、再度伝え

②考えているための沈黙ならば、効果的な沈黙なので待ちます。

 

そして・・・

③イメージできないことからの沈黙であれば、

無理にその質問を続けなくても良いのでは・・・。

別な質問やアプローチに切り替えましょう。

 

フューチャーペーシングはビジョンを明確にする会話の一つで

達成している未来(1年後や3年後など)がどうなっているかを

その場に行ったかのように会話して相手から引き出します。

 

インパクトがあり、ビジョンが明確になるだけでなく

モチベーションが上がったり、気づきがあったり、

アイディアが浮かんできたりもします。

 

しかし・・・たくさんあるアプローチの中の一つであり

使わねばならないものではありません。

全ての人に、全てのテーマで、全ての場合に、効果的とは限りません。

大切なのは相手に合わせたアプローチ

 

人は一人一人個性が違いますので

中には未来をイメージするのが苦手な方もいらっしゃるでしょう。

効果的なアプローチでもその人には効果的でない場合もあります。

その場合は「別の質問に変えますね。」と切り替えましょう。

 

また、「別の質問に変えた方が良いですか?」と相手に聞いてみるのも一つ。

迷った時は、どうしてほしいかを相手に尋ねてみましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

部下育成:クライアントさんと一緒に発見しました!

先日のクライアントさんとのセッション

ご厚意で記事掲載させていただきます。

ある部下についてのアプローチがテーマでした。

既にご自分でも様々な視点でアプローチを考えて実践途中

なかなかうまくいかないとのことです。

 

Co「今そのアプローチ、どのくらい進みましたか?」

Cl「30%」

(思うようにいかないとのことですが、あと70%も可能性が残されています)

Co「40%になっていたとしたら・・・?」「次の一手は?」

この質問で急にトーンがあがり、私が口を挟む必要もなく話し始めました。

そのことをフィードバック

 

今まで部下育成がうまく行かないことは問題でストレスになっていました。

けれど、その逆の面を一緒に見ていきました。

 

実は・・・

・部下育成が好きなんだな~ということ

・部下育成が自分のミッションの一つにあるのだな~ということ

・悩める部下がいてくれることで、

今、ものすごく部下育成の腕に磨きがかけられている最中であること

 

これを頭で理解するだけでなく、このことが腑に落ちることが必要!!

 

問題の面だけをみているとストレスばかり大きいですが、

その裏にかくれている意味や価値や理解が深まると

相手や今起きている出来事の捉え方が変わります。

 

捉え方が変わるとアプローチの仕方が変わります。

たとえ同じ言葉をかけたとしても、相手への伝わり方が違ってきます。

自分の捉え方が変わることで部下が変化する確率を上げることができる。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

「無理」という思い込み

コーチングのセッションの中では「無理」だと話していたクライアントさんから

2週間後にメールが入り、「あれからやりました!」と報告が入りました。

 

また、こんなことも・・・

セッションの中では、

「今日は無理だし、今月も・・・勤務をみたら無理そうです。」

と話していたけれど、その日の夜に

「あれから急に展開が変わって一気に進みました!!」というメール

 

「無理」というのは、私も含めてですが、

誰もがやってしまう思い込みの癖でもあるのではないでしょうか?

 

自分で「無理」という枠をつくっておくことで

窮屈なんだけれど、変化しなくていいという安全を確保しています。

無意識的に自分が作ってしまっている枠をセッションではずすと

無理じゃなくなるのです。

 

本当のあなたは、もっと力が発揮できるあなたなのです。

そう私は思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

前進・後退・停止状態

目の前のことを進める時

どんどん進めたくても思うように進まない時があります。

 

障害がやってくることもあるし、

相手がいる場合はペースが違えばなおさらです。

かといって、途中で止めてしまう「後退」は受け入れられない

前進も後退もできずにいる「宙ぶらりんの状態」も受け入れられない

そうなると前進も、後退も、停止状態も全てが「×」になってしまいます。

 

車の運転は・・・

アクセルだけではスピードが出過ぎて危険

ブレーキで時々スピードを落としたり、信号で止まったり、時にはバックも

そうしながら目的地に向かって前進していくのでした。

 

そのイメージを思い出せたら、前進だけではだめで後退も必要

途中で止まって休憩所に入ることも必要なんだと思えて

また、休憩所を出てスタートしていけそうに思えました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

どうしたら相手を深いレベルで認めることができる自分になれるのだろう?②

少し前の記事

「Qどうしたら相手を深いレベルで承認出来る自分になれるのだろう?①」

記事はこちら

 

2つめに思うのは

「相手を尊重する」ことがあります。

言葉にすると当たり前で当然のようですが、実際には難しい

相手を尊重することは、相手の価値観を理解することにもなるから・・・

 

相手の価値観と同じにならなくてもいい、同感でなくてもいい

そうなんだと共感して理解するだけでも違ってくるのではないかと思います。

相手に興味関心をもち、人との違いそのものを受け入れられると

少しは近づいていけるのではないかと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

自己基盤の連動

3月に研修講師として呼んでいただいてから久しぶりの福岡です。

 

今回は私が受講生として学ぶためにやってきました。

1日目は自己基盤と戦略について

2日目はオリエンテーションについて

 

自己基盤で活用するSDリスト(セルフディベロップメントシート)は

環境、健康・・・・から始まり各項目全部で100問あるチェックシートです。

人が目標達成したり課題を解決したりしていくのには基盤が大切

しっかりした基礎工事があれば頑丈な家やビルが建ちます。

根っこがしっかりした木には青々とした葉が茂り、きれいな花が咲きます。

 

SDリストは、自己基盤をチェックしたり強化するのに役立ちます。

「チェックのついた、ついていないにかかわらず気になった項目は・・・?」

この質問で意外な項目がでてきました。

チェックのついていない項目に着目しがちですが、

枠にとらわれずに質問をすると意外なものがでてくる・・・

質問の大切さをあらためて実感しました。

 

今回私は82点。この数年は、だいたい80点台で安定しています。

しかし、実は・・・

初めてコーチングを学び始めて最初にチェックした約11年前には37点でした。

目標やビジョンに向かうのにはエネルギーが必要

SDリストの点数は目安になります。

でもね・・・私の場合は

このSDリストの点数を上げようとして取り組んだというより

自分にコーチをつけ続け、日々の目標達成、課題解決をしてきた中で

結果として点数があがってきました。

だから、連動しています。

 

まずはSDリストの点数アップに取り組んで、

目標やビジョンを達成しやすい自分にしていくのもあり

ただただ、日々の目標達成、課題解決を取り組み続けるのもありです。

 

クライアントさんに対しても、選択肢として提案した上で、

自分の価値観や「こうすべき」という説も一旦はおいておいて

相手がどんなふうに進みたいのか

相手がもっている答えに耳を傾けていけたらいいなと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

どうしたら相手を深いレベルで認めることができる自分になれるのだろう?①

相手をより深いところ(レベル)で認めることができたら・・・

承認しても、叱ったり注意を促しても、質問をしても

伝わり方や響き方が違うでしょう。

 

自分が相手を深いレベルで認めたら

質問をした相手も深いレベルまで意識がいくので、

気づきの種類や深さが違ってくるかもしれません。

 

では、どうしたら

相手を深いレベルで認めることが出来る自分になれるのでしょうか?

 

いくつかある中の一つには

これまでの人生の中で身についた自分の過剰になっている価値観を

弱めるあるいは外すこと

 

そのためにはどうしたら良いのでしょう?

自分がどんなことに反応しやすいのか

どんな時に葛藤がおこるのかに意識を向けていく

そして、どんな「・・・ねばならない」 「・・・べき」がそこにあるのか?

どんな思い込みがあるのか?

そんな自分への問いかけをもってみるのはどうでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

ラベルを貼る

コーチングに限らず、相手を「ありのままにみる」ことはとても大切なこと。

しかし・・・言葉でいうほど簡単なことではなく

人はいとも簡単にラベルを貼ってしまいます。

すると、そこからは

そのラベル色のサングラスをかけて出来事や相手を見てしまいます。

 

自分の感じた感覚だけでなく

評判にも左右され

簡単にそうだと信じ込み

無意識レベルで先入観をもってしまいます。

 

ある仕事の作業がなかなかはかどらない。

なぜだろう・・・?

・・・・・

あ、私の中に先入観がある

他の人の話を聞き、勝手にイメージをつくり、思い込んで警戒をしていました。

でも、それは私が勝手に思い込んだイメージです。

 

同じ場面を5人が見たとして

それぞれの価値判断のフィルターを通してみるので、

感じ方は5人それぞれ違います。

また、一場面でとらえたものを

その人 = ●●  (その人は●●な人)

とシンプルに省略してラベルにして捉えてしまいがちです。

本当はAの面もあるし、Bの面もあり、いろいろな面があるのですよね。

 

ありのまま相手をみることは大切。でも、難しい。

まずはそのことをわかっておくだけでも違うのかな~と思います。

そして、時々自分に問いかけてみましょう。

「ありのままをみていますか?」

「それは事実ですか?」

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

プロ意識

あるコーチの方が

「プロ意識が足りないな~

もっとクライアントのモデルになれる自分になりたい・・・」

と話されていました。

それを聞いて

「いえいえ、プロ意識、十分あるのではないでしょうか。

○○さん、プロ意識があるからもっとこうならなくちゃ!と自分を戒めたり

変わろう!!とされているのではないでしょうか?」と伝えました。

 

でもね、後で気づいたのです。

私にもいえるな~と

私の中に2人の自分がいます。

1人は・・・プロ意識が大事で

「もっとこんなコーチでなければだめでしょ!!」と厳しい自分

もう一人は・・・ゆるい時の自分にOKを出せることが大事だという自分

「それは厳しすぎるよ。そんなに厳しいと、クライアントにも厳しくなるよ」

 

このどちらか一方だけが代わるがわる登場すると

極端に意見が真逆だから衝突します。(笑)

相手の状態によっては、どちらの自分も正義になったり悪になったりします。

けれど、この両方の自分が同時に私なのだと気づいた時

もう一方の自分を理解できた時

衝突していたものは沈静化しどのような状態の相手をも、理解し受け入れ

その時に、相手に応じたアプローチができる。

 

リーダー・管理職の皆さんが部下やメンバーの方と接する時にも

自分の中に2人の自分、いませんか?

 

最後までお読みいただきありがとうございます。