感情と上手に向き合う

 

中四国の師長研修で講師をさせていただきました。

「メンタルタフネス~Cafe~」

カフェのようなリラックスした場で

効果的な自己理解・他者理解について学ぶ

委員の皆さんのアイディアによる環境設定に感謝です!!

 

毎日いろいろな出来事があり

いろいろな思いや葛藤を抱えながら現場で頑張っている師長さん

・感情とどう向き合っていったら良いのか

・自分の「強み・弱み」とは?そして本当に強みを活かすとは?

皆さんでアウトプットしながら学んでいきました。

 

今回の研修を迎えるにあたり、思い出した体験があります。

私がずっと以前、副看護師長をしていた時のこと

師長は会議で病棟を離れることはよくありますし

院外の仕事や研修で不在になる時、また休みの日もありますね。

そういった時は副師長が代理を務めるのですが・・・

 

師長宛てにかかってくる院内、院外からの電話対応

スタッフや医師やその他の職種の方との相談や調整

ご家族への連絡、師長の事務処理業務だけでなく

 

いろいろな出来事やインシデント、アクシデント時の対応の選択や責任

何も起きなくても起きたらどうしようという恐怖や不安

そんな目には見えない重圧から

「早く師長さん、もどってきて~」と願う気持だったこと

帰ってきてくれるとどんなにホッとしたことか

 

代理の場合は2時間、半日、1日など期限つきです。

しかし、師長は勤務に出ればいつもこの目に見えない重圧とともにいたのだな~

記憶と共にいろいろな想いや感覚がよみがえりました。

師長がいてくれるということがどんなに安心だったのか

師長という存在の大きさに改めて頭が下がります。

 

しかし、その気持ちも私自身が意識下できていない頃もありましたし

意識できていても改めて伝えてこなかったな・・・ということ

 

師長だけでなく、企業においても同様のことが言えると思います。

責任者、管理者、マネージャーなど管理職でないと味わえない

やりがいや喜びがあるかもしれませんが

それと同時に、目に見えない様ざまな葛藤や重圧を引き受けることで

部下やメンバーを守ってくれている

 

わかりやすく手ごたえとして感じられていないかもしれませんが

そんなふうに、部下やメンバーにとって

既に大きな存在なのだということを知っていてください

そして、自分の存在の大きさを受け入れてみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。