何でも相談し過ぎる、誰かの意見を聞かないと決められない・・・
そのような部下や周りの人にに対してどのように向き合ったら良いでしょうか?
自分で決めれず相談し過ぎる人に対して
「えっ、そのぐらいは自分で考えられるでしょ!」
「そのぐらいは自分で考えなきゃダメでしょ!」
このように、否定的な反応(自分が葛藤を感じている)がある時は
言葉で直接伝えなかったとしても、厳しい声が内側で飛び交い
目には見えないけれど相手はエネルギーとして受け取っています
目の前の相手を否定している状態からだと、
その人をあるがままに見てあるがままに受け止めることができません。
すると、適切な言葉をかけることができません。
依存的な相手に否定的な反応(怒りや嫌悪感など)が起きる場合
主体的であることが過剰に大事になりすぎているかもしれません。
依存はダメで、自立しなければならない!!
或いは、自分で考えることが重要になりすぎて、人に聞く(頼る)行為が悪に
すると・・・依存的な他者を否定するだけでなく、
自分自身に対しても厳しく接してしまう
頼っていいのに頼れず頑張りすぎていませんか?
誰かに頼る自分を責めることになりますね。
以前、看護師をしていた時の私は・・・よく相談する方でした。
今では、依存も自立も良いものでも悪いものでもないとわかりますが
当時は、「不安だからとりあえず相談する!」といった具合
しかし、そんな依存的な自分を否定する気持ちもあります。
それなのに、依存的な他者には「自分で考えて!」と思い
このように、依存と自立の間を大きく振られることになります💦
また、相手が自分で決める事に過剰な不安や恐れをもっている場合もありますね
過去の体験の中で、自分の判断を誤って失敗したインパクトのある経験から
失敗を恐れる価値観や観念が構築されている場合
その場合は、
「間違っても良い」・「失敗しても良い」という許可を出してあげて下さい。
間違いや失敗は誰もが経験したくないものです。私もです(笑)
しかし、失敗の痛みから得られる学びや力は成功以上に大きい
相手が自分に許可を出せるように接してあげると
その人は・・・どこかほっとした表情になるかもしれません。
でも、まだ少し「本当にいいの~?」と戸惑うかも?
けれど・・・少しづつ、少しづつ・・・自分で腰をあげて立って歩きだす
自分で考えて決めれるようになってくる。
そして、ちゃんと必要な時には相談もできるようになる。
或いは、相談しないと決めれないその人は、
悪気もなく、相談する行為が癖のようになっているだけかもしれません
又は、今がそういう“時期”や“段階”にあるだけなのかもしれません。
本人にとってはあたかも自然で当然な行為
感情は一旦脇におき、相手に何が起きているのかに意識を向けてみましょう。
相手を否定しない状態のあなたが問いかけると
「あなたはどう思う?」「あなたはどうしたい?」「どうしたら良いと思う?」
あなたの投げかける質問やメッセージの効果が上がります。
最後までお読みいただきありがとうございました。