他の人と自分を比べてしまう時・・・

 

他の人と自分を比べて焦ったり落ち込んだりしたことはありませんか?

 

「別な誰かと比べるのではなく、これまでの自分と比べよう」

以前はこのように自分に言い聞かせた時もありました。

自己否定する自分を感じたくなかったのでしょう。

 

しかし、本当に他の人と自分を比べちゃダメなのか?

 

他の人と自分を比べた時に起きる反応の中に

一つには優越感がある

この優越感を感じた時には、エゴが喜ぶ自分もいれば

そんなことを感じてはだめだと自分を罰する自分もいる

しかし、優越感そのものはダメなものでもない

それがモチベーションになり、また頑張ろうとするエネルギー源になる

 

他の人と自分を比べた時に起きる反応

もう一つには劣等感がある

快・不快でいえば不快な感情なので、感じたくない。

しかし、この劣等感からこんな自分は嫌だ!

だからもっとがんばらなくちゃ、あの人みたいになりたいと思う

これもまたモチベーションになる

 

ん? あれ?・・・ということは

優越感を感じても劣等感を感じてもモチベーションになるということ

感じた優越感や劣等感とどう向き合うかが大切

相手を卑下する、傷つける、自分が落ち込み過ぎるのではなく

効果的にモチベーションにしていく

 

だから別な誰かと比べてもいいし、比べなくてもいい

結果だけでなく、うまくいったこともうまくいかなかったことも含めて

自分がそのプロセスを体験したことの価値を振り返ってみましょう

 

無駄なことは一つもなかったことに気づくはず

だから・・・来年もいろんなことがあるかもしれないけれど

来年も無駄なことは一つもない

 

無駄なことは一つもないとわかっていたとしたら・・・

そして、今日という日が再びやってこないと改めて自覚したあなただったら

来年1年をどう生きていきますか?

今をどう生きたいですか?

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

今年も1年間、ご訪問いただきありがとうございました。

皆様、良いお年をお迎えください。

 

 

 

アドバイスをもらった時・・・

 

仕事の中でアドバイスをもらった時

良かった~と思う人もいれば

自分はまだまだ力がないと捉える人もいる

自分で考えたことでないからダメだなと思う・・・

 

一方で、

アドバイスをいつも求める(依存しすぎる)傾向の人もいれば

依存しすぎる自分を罰している人もいる

人によって、あるいはその時によって様々な反応がある

 

相手の話に耳を傾け、認め、質問をして引き出し

その上で添える形でアドバイスをしたとしたら・・・

つまり・・・コーチングのアプローチ

相手の反応はどのように変化するでしょうか?

 

アドバイス自体は決して悪いことではないはず

期待をするからアドバイスするし

導くためにアドバイスするし

良くしようとするからアドバイスをする

協力しようという思いがあるからアドバイスをする

 

アドバイスをもらったら、ラッキーぐらいに思って

その上で自分の考えに合わなければ聞き流してもいいし

自分の考えを相手に伝えてもいいし

良いと思えばいただいちゃっても良い

 

利用者や患者や顧客のためにどうなのか・・・?

本当は自分はどうしたいのか・・・?

それを考えてみて

自分でも考えてみて

そしたら自分で考えたことでもアドバイスだったとしても

行動に移してみてはどうでしょうか?

 

アドバイスする側に立つ時・・・アドバイスもらう側に立つ時・・・

自分を振り返ってみました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

相手の話を「広げるには?」「深めるには?」

 

 

12月8日のコーチング塾 単発コースでは

相手の話を「広げる」・「深める」をテーマに学びました。

 

日常使うのは自分が知っているものや使い慣れたもの

もしかしたら、そんなことすら意識することもなく会話しています。

 

でも・・・

もし、あなたのアプローチのレパートリーが増えていたら?

そして、意図的に(意識的に)質問をすることができたとしたら?

どんなことが起きますか?

 

今日はこれまで自分が使っていた領域の枠を打破!!

皆さんの力で領域を広げました。

そして、やり慣れていないものや使ったことがないものを使って練習

 

参加者の皆さんならではのレパートリーがいろいろ出てきました。

体験がつながったり

感じたことを話してくださったり

質問がでたり

それによってさらに考えを深めることができたり

お互いの中から出た言葉がお互いの中で響き合う場でした。

 

「指示・命令・教える」は即効性がある(外発的動機づけ)

そして、それが必要な場合もあります。

その上で・・・

相手の考えを広げたりしぼったり深めたり

質問をして引き出すプロセスの中で

「はっ!!」「そうか!」「そうだよな~」と様々な気づきが起こります。

これらは内発的動機づけになります。

 

「これやって」と言われてするのと、自分で「そうしよう!」とするのでは

とる行動の種類は同じだったとしても、動かすエネルギーが違う

人は感情で動くから・・・

内側からの突き動かされるエネルギーによって

モチベーションや行動のとり方や在り方が違ってくるように思います。

 

コーチング塾の場そのものが「広がる」&「深まる」場になっていました。

その場にいて、皆さんお一人お一人をながめながら

私は「ただただ幸せだな~」と感じていました。

皆さん、ありがとうございました!!

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

相手の力を信じるとは・・・?

 

「相手の中に答えがある」

「相手は可能性に満ちた存在」

「相手の力を信じる」

大切だと頭でわかっていても、本当にふところから信じることは案外難しいもの

 

信じられていない時に、どんな行動をとっているのでしょうか・・・?

過剰に心配をする

意識的にも無意識的にも「自分が何とかサポートしなくちゃ」と考える

そうすると、相手のことを「何とかして早く変えてあげたい」となり

つい、アドバイスという名のもとで自分の考えを押し付けたくなる

 

相手の力を本当に信じるとはどういうことなのでしょうか・・・?

目先の結果(出来る、出来ない)に一喜一憂するのではなく

出来ないこと、失敗することすらも体験の一つとして学んでいっている

そんな存在の相手だから何があっても大丈夫という・・・

根拠のない、しかしゆるぎない

そんな信頼があるのではないでしょうか?

それは、相手を丸ごと信じること

このようなことを書きながら、私自身を振り返っている今日この頃です

 

コーチ、管理職、上司、先輩、先生、親、指導する側・・・が

本当に相手の力を信じてアプローチしていくことができたら

相手自身が自分のことを信じられるようになっていく

その時に、内側からの行動、変化、変容していくスピードをあげることができる

そんなふうに思います。

 

皆さんはどのように思いますか?

言葉にするのは難しいけれど

自分なりに考えて言葉にしてみるのも理解が深まります。

 

そして、どこまで相手のことを信じられているのか・・・?

時々振り返るだけでも価値があるように思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

解決の方向でマネジメント~相手にも・自分にも~

 

初の小倉です。

「北九州ブロック医師会様主催」の研修で講師を務めさせていただきました!!

「看護管理」がテーマですが

管理職の方もそうでない方も、看護学生の方も参加されるとのこと

1時間10分(研修)20分(質疑応答)に約200人の方がご参加くださいました。

 

これだけの多くの皆さんがお集まりになるということにまずビックリ!!

学ぶ意欲・・・すごい!

そして、「少しでも多くの人に学んでほしい」という主催者の方の想いが

開催日時、研修時間、研修スタイルとなり

それが実を結んで形になっているように感じました。

 

テーマ

~「人」や「チーム」を上手に動かすコーチング~

「解決志向でマネジメント~相手にも・自分にも~」

 

このようなテーマで研修をするのだから、

私がいつも解決志向で前向きであるかのように思われるかもしれませんが(笑)

いえいえ、そのようなことはありません。

 

今回、お話をいただいた最初の時には・・・〔秘〕

人数の多さと時間の短さの中で参加型研修ができるか?

看護管理のテーマと参加者の幅広さに対応できるか?

「ムリ~」「難しい~」と狭い箱の中でぐるぐるまわっていました

しかし、その翌日・・・

反対の方向にぐるぐる回転!!

箱から飛び出して自由に発想できるように

 

「本当に無理だろうか?」

「自分にできることは何だろう?」

「もし、出来ていたとしたら・・・どんなテーマ?・・・どんな内容?」

「この人数、この研修時間で自分らしく参加型ワークでするとしたら?」

そんな問いと共に過ごし・・・解決へ(実現!!)

 

人は簡単に「ムリ~」「難しい~」と狭い箱の中でぐるぐるするし

ちょっとしたきっかけでその箱から脱出もできるのです。

もし、そのコツを知っていたら・・・?

「解決の方向にマネジメント」相手にも・・・自分にも・・・

 

今回の研修でも「遊び心」のエッセンスを入れました。

主催者の方を研修に巻き込んだり

照明の方とコラボ

会場を明るくしたり暗くしたりしながら全員参加の体験ワーク

 

主催者の方、当日お手伝いいただいたスタッフの方々、受講者の皆様

全ての方に感謝いたします。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

質問されることの価値

 

「誰かから質問をされる」ということを想像すると、どんな反応が起きますか?

「何とも思わない」人もいるでしょうし

「何だろう?」と興味がわく人もあるかもしれません。

 

中には、「良い答えをださなくちゃ」

「正しい答えを言わなくちゃ」

「うまく答えられなかったらどうしよう~」

このように感じる人もあるかもしれません。

この場合、緊張したり、構えたり、質問しないでよ~と

抵抗したくなる気持ちになっちゃいますよね。

私もこれまでの体験の中から、とてもよくわかります。

 

先日、研修の最後に受講生の方から感想や質問をいただく時間をとった時のこと

ある方が、先輩(研修委員でその場にいた)に聞いてみたいことがあるとのこと

「3年目の時期にこれをしておいた方がいいよ」ということについて・・・

 

急な展開でしたので、先輩方もびっくりされたと思いますが

2名の方がそれぞれ自分の体験の中から答えて下さいました。

(ご協力ありがとうございました)

その時の受講生の皆さんがとても印象的でした。

講師の私から先輩の方に視線が移り、

とても集中して先輩のメッセージを聴いて受け止めていらっしゃいました。

 

その後、質問をしてくださった方に改めて問いかけてみました。

「今の先輩の話を聞いて・・・でもいいし、それ以外からでもいいのですが

〇〇さんご自身は、3年目の今、何をしておくと良いと思いますか?」

 

すると、先輩からの言葉も使いながら、

ちゃんと自分の考え(思い)を自分の言葉で話されました。

 

その体験から感じたことは

質問があることで、場がとても深まること

質問は講師が答えなくてはならないことはない

本人の中にも答えがあり、その場にいるメンバーの中にも答えがある

 

そして・・・

自分がした質問に、ちゃんと先輩方が一生懸命考えて言葉にしてくれた

そのことが、「自分を大切にされた」承認メッセージとなり

「感謝」と「喜び」の「あたたかみ」がその場で広がったように感じました。

 

職場の中で、上司と部下、先輩と後輩との間の質疑応答にも同様のことが言える

上司(先輩)が答えてもいいし、

周りのスタッフ(メンバー)に答えを聞いてみてもいいし(頼ってもいい)

わからなければ、一緒に調べてもいい

 

良い答え、正しい答えをみつけるだけが「質問されることの価値」なのではない

それがわかると、もう少し力を抜いて質問が受けれるようになる。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

入職3年目振り返り研修

 

病院へ入職して3年目を迎える看護師さんへ

振り返り研修をさせていただきました。

 

これまでの3年間をふり返り、頑張りや苦労を仲間とわかち合う

自分自身が頑張った自分を感じる

これからの1~3年後の自分のビジョン、目標を描き、踏み出していく

 

自分で考えたり、グループで話し合ったり

時間軸をペアで歩きながら過去や未来にタイムスリップしてみたり

いろいろなことをやっちゃいました。

 

1人ずつ話していただく場面も・・・

本当にお一人お一人が持ち味をもっていらっしゃるな~と感じます。

皆の中でマイクをもって話すのはとても勇気がいること

その勇気を超えて・・・

これもまた経験の一つで、こうしていろいろな経験を積み重ね

1段1段・・・とステップアップしていかれるのだと思います。

 

この研修、今年で7年目を迎えます。

同じ研修テーマであっても、同じ軸であっても

毎年プログラムを一旦白紙にもどして考える作業をしてきました。

この7年を振り返ると、変更や更新してきたこともありますし

自分のスキルや在り方も変化しています。

 

積み重ねや継続することの価値を再確認

そして、ここまで継続させていただけたことに感謝です。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

感情と上手に向き合う

 

中四国の師長研修で講師をさせていただきました。

「メンタルタフネス~Cafe~」

カフェのようなリラックスした場で

効果的な自己理解・他者理解について学ぶ

委員の皆さんのアイディアによる環境設定に感謝です!!

 

毎日いろいろな出来事があり

いろいろな思いや葛藤を抱えながら現場で頑張っている師長さん

・感情とどう向き合っていったら良いのか

・自分の「強み・弱み」とは?そして本当に強みを活かすとは?

皆さんでアウトプットしながら学んでいきました。

 

今回の研修を迎えるにあたり、思い出した体験があります。

私がずっと以前、副看護師長をしていた時のこと

師長は会議で病棟を離れることはよくありますし

院外の仕事や研修で不在になる時、また休みの日もありますね。

そういった時は副師長が代理を務めるのですが・・・

 

師長宛てにかかってくる院内、院外からの電話対応

スタッフや医師やその他の職種の方との相談や調整

ご家族への連絡、師長の事務処理業務だけでなく

 

いろいろな出来事やインシデント、アクシデント時の対応の選択や責任

何も起きなくても起きたらどうしようという恐怖や不安

そんな目には見えない重圧から

「早く師長さん、もどってきて~」と願う気持だったこと

帰ってきてくれるとどんなにホッとしたことか

 

代理の場合は2時間、半日、1日など期限つきです。

しかし、師長は勤務に出ればいつもこの目に見えない重圧とともにいたのだな~

記憶と共にいろいろな想いや感覚がよみがえりました。

師長がいてくれるということがどんなに安心だったのか

師長という存在の大きさに改めて頭が下がります。

 

しかし、その気持ちも私自身が意識下できていない頃もありましたし

意識できていても改めて伝えてこなかったな・・・ということ

 

師長だけでなく、企業においても同様のことが言えると思います。

責任者、管理者、マネージャーなど管理職でないと味わえない

やりがいや喜びがあるかもしれませんが

それと同時に、目に見えない様ざまな葛藤や重圧を引き受けることで

部下やメンバーを守ってくれている

 

わかりやすく手ごたえとして感じられていないかもしれませんが

そんなふうに、部下やメンバーにとって

既に大きな存在なのだということを知っていてください

そして、自分の存在の大きさを受け入れてみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

周りの人を巻き込む力

 

「これお願い!」・「手伝って~」・「これやって」

部下やメンバーを巻き込むのが苦手だという人は

これらの言葉を使うのにも躊躇したりするかもしれません

 

そうすると、つい自分でやってしまったり

自分で何とかしようと抱え込んだり

あるいは、やるといいのはわかっているけど先送りしてしまったり

 

こういう時に何が起きているのでしょうか?

可能性を探ってみました。

まず1つには・・・

相手もきっと忙しいだろうからと周りの人へ配慮しすぎているかもしれません

配慮は必要ですが、配慮しすぎになっていないか振り返りましょう

 

2つ目には・・・

嫌な顔をされるのではないか、断られるのではないか

自分を守ろうとする力が働いているかもしれません

だって、嫌な顔されたくないのですよね。断られたくないのですよね。

私もです。

 

3つ目には・・・

「人に迷惑をかけてはいけない」という価値観を少し強くもっていませんか?

 

嫌な顔をされる自分、断られる自分にOKを出して

時には深く考えずにさらっと言って

勢いでみんなでやっちゃうのはいかがでしょうか?

 

案外、思ったほどのこともなかった

もっと早く皆に協力を呼びかければ良かった・・・ということもあるかも

 

自分の弱さを認めてオープンにして

「手伝って~」・「助けて~」と言ってみる

 

それって、

部下やメンバーの力を信じることになるんです

部下やメンバーの力を伸ばすことにもなるんです

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

メンタルをタフに育てていく

 

島根県内の施設でメンタルタフネスの研修を実施しました。

メンタルタフネスとは、心がタフなこと、頑丈なこと、丈夫なこと

 

子供が転んでもまた自分で起きてかけていく

道端のタンポポが踏まれることもあるけれど強く咲き続けていく生命力がある

これは比喩ですが・・・

転ばないようにする、踏まれないようにすることに焦点を当てるのではなく

転ぶこともあるし踏まれることもある

いろんな感情や葛藤もやってくる

その時どう向き合い、どう進んでいくのか?

 

人間の不思議についてお話しながら

感情とどう向き合っていくか、強みや弱みとどう付き合うか

体験していただきながら学びました。

 

「人はそう簡単に変わらない」

そのように感じるのもとてもよくわかります。

以前、私が学ぶ中で出会った言葉・・・

「性格はなかなか変えられなくても、意識したら行動は変えることができる」

自分自身のこれまでの体験から「本当にそうだ」と思います。

 

メンタルタフネスな自分に少しずつ育てていくことできるのです。

人は変化することができるのです。

 

自分らしく力を発揮していく道

ちょこっとでも今日の研修がヒントになっていただけたらうれしいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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