フィードバックした後にすること・・・

 

コーチングセッションをする時でも、部下や後輩指導する時でも

フィードバックを入れることはとても効果的です。

 

フィードバックは、相手が外側に表現している事実をそのまま返すこと

・さっきから声のトーンがあがりました。

・○○という言葉を今日は5回繰り返しています。

・○○の話をする時、とても力強く話されていました。

 

また、相手の言動から自分が内側で感じた事実をそのまま返すこと

・大丈夫って言うけど、とても不安そうに見えます。

・○○をとても大切にされているように聞こえてきます

・私には、あなたが本当はそれをやりたそうに伝わってきています。

 

フィードバックによって、相手に気づきが生まれたり

本当に向き合う課題や真のゴールに向かって進みだす機会になります。

 

効果を高めるためには

■相手の許可をとって伝えること

「感じたことがあるのですが、お伝えしてもいいですか?」

相手が聴く準備ができて受け取りやすくなります。

ただし、ポジティブなフィードバック時など

流れを止めない方が良い時もありますので、柔軟に。。。

 

■相手との信頼関係(ラポール)を築くこと

日頃からの関係づくりも大切だけど

その対話の時の、聴き方やあり方でもラポールを深めることができる

雑念は脇におき、ジャッジすることなく、ただ理解しようと相手に意識を集中

 

■相手にフィードバックを受け取ってほしいという自分のエゴを手放すこと

結果を手放す、結果に期待しない、相手がNoと言ってもOk。

私は「コーチは揺らす(刺激を与える)人」だと思っています。

押してダメなら引いてみて、軽やかにアプローチできたら素敵ですよね。

 

そして、もう一つ重要なことがある

フィードバックした後にすること・・・

■相手がどう感じたかをお聞きすること

「今、言われてみて(フィードバックされて)どう感じましたか?」

相手に感じた気持ちや感覚を率直に話していただけることが大切

仮に相手がNoだったとしても、それを話すことで明らかになるこがあるから

違うなら違うで、違和感が出たなら出たで、それは大切な素材です。

 

前述した「相手がNoと言っても大丈夫」ということにもつながりますね。

だから、肩の力を抜いて気楽にフィードバックしてみましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうござました。

 

 

 

伸び悩んでいる部下や後輩指導に行き詰まった時

 

伸び悩んでいる部下や後輩を指導する時に

どのようにアプローチしたら良いものかと、考え込むことありませんか?

指導しているのに響かない

指導しても思ったように伸びてくれない

関係が良くない気がする

何となく指導するのに疲れてきた

もし、このような行き詰まりを感じていたら、捉え方を見直してみませんか?

 

人間の脳は、何もかもまとめてシンプルに捉える癖をもっています。

しかもそれは無意識的な癖

その人 = 伸びない人(出来ない人・ダメな人)・・・すると、

指導は難しい、無理という気持ちや感覚を過剰に大きくしてしまいます。

 

意識的に捉え直してみましょう!

今は伸び悩んでいるように私は感じている

或いは、本人が自分のことを伸び悩んでいると言っているのなら

●●さんは自分のことを伸び悩んでいると今は感じている

 

伸び悩んでいるという状況は永遠に続く固定したものではない

また、感じていることなので変化します。

「今は」「感じている」という部分をしっかり捉え直すと、

凝り固まった不変なような硬いイメージがほぐれます

 

その人は伸びない人ではないし、ダメな人でもない

誰しも伸びない時がある、伸びにくい部分がある

出来ている部分もたくさんあったこと

良いところもたくさんあったこと

伸びてきた部分もたくさんあったことに改めて気づきます。

捉え直すと視野が広がり、伸びる可能性の領域に焦点が当たり始めます。

 

次に、まとめて捉えていた問題の岩を砕き、一つ一つ具体的な項目にしましょう

○○(具体的な処置項目)は、○○(まずはここを特に)できるように支援する

○○の行動を○○のように改善していくよう働きかける

○○の経験をもっとたくさん積む必要があるからセッティングする  etc…

 

その時・・・

あなたの指導時の言葉のかけ方やトーン、表情は変化しています!

そして、相手に届く言葉のパワーも変化しています!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

今の自分にとってちょうど良いの境界線

 

最近読んでいた本に書かれてあった、あるページの言葉から生まれた問い

「自分をいきいきとさせてくれるものは何だろう?」

それを取り入れてやっていったとしたら、どんな自分になるのでしょうか?

 

すぐに答えが見つかりそうで見つからなかった

ある答えが見つかっても「その答え本当?」と尋ねられているよう

答えがいくつか出てきたけれど、「他には?」とさらに探そうともする

私の脳の検索エンジンが作動し続けています(笑)

 

見つかったいくつかが生活に取り入れられているかをふりかえってみると

やれているものもあるし、やれていないものもある

その一つを今月できたらなと思っています。

 

ただし、そこには「ちょうど良いの境界線」がある

例えば、自然や植物が自分をいきいきさせてくれるものであったとしても

観葉植物を増やしすぎて管理でへとへとになってしまうのはやりすぎ

山に遊びに行くと自然が満喫できて元気がもらえるけれど

気持ちとしてはドライブして乗馬して、毎月でも遊びに行きたいけれど

距離が遠ければ、年に2回、多くても3回がちょうど良いのギリギリな線かも

(これ、自分へのメッセージです💦)

 

ちょうど良いの境界線は、テレビにしても食べ物にしても全てにおいてある

けれど、感情にとっては、ちょうど良い境界線はじゃまなもの

もっともっとと嬉しい感覚を得ようとするから

すると…後で後悔して自分が嫌になったり、疲れたり、体調くずすことも…し

 

「あなたにとって自分をいきいきさせてくれるものは何ですか?」

「そのちょうど良い境界線はどのあたりですか?」

自分自身に問いかけてみませんか?

今のあなたにとってのオリジナルな答えは何でしょう?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

会議やカンファレンスのおわりを大事にする

 

前回の記事「会議やカンファレンスのはじめを大事にする」はこちら

今回は「会議やカンファレンスのおわりを大事にする」ことについて

 

話し合いが終わった後で、不明な点がでてきたことありませんか?

結局、誰がそれをやるんだったっけ?

いつまでだったっけ?

具体的にどうすれば良かったっけ?

ちゃんと話し合ったつもりだったのに・・・

 

また、会議で全く話していない人がいたり、

自分自身が、何となく言いたかったけど遠慮して言わなかった不満足感

これらすべて、私が体験したことです。

あなたはそのような体験はありませんか?

 

議題のノルマを何とかこなし、最後までいってほっとする

「それでは、以上で会議を終わります!皆さん、お疲れ様でした」

それで会議を終わることもできます。

 

もし、この「おわり」を今まで以上に大事にしたら・・・

冒頭の課題を減らすことができます!

 

「おわりを大事にする」って、具体的にはどのようにしたら良いのでしょう?

例えば・・・

①話し合いで決まった内容を要約し、皆から同意をとる

話し合いの途中では様々な意見がでます。

最後に決まった内容を要約することで、決定事項が明確になります。

要約することで、話しながら曖昧な点に気づくことがあります。

誰かが要約するのを聞くことで、抜けているところに気づくかもしれません。

要約するのは司会者でなくても、記録者でも他の人でもOKです。

 

②今日参加して感じたことや感想を最後に一言ずつ発表する

今後、より良い会議にしていくための秘訣がみつかるかもしれません

参加者が自分を振り返り、自分の在り方を学びにするかもしれません

言い残したことを最後に発言できるチャンスが生まれるかもしれない

そして・・・全ての人が話し合いに参加したことになる

 

③感謝を伝える

あなたはどのような感謝を伝えたいですか?

協力してくれたことへの感謝?

一生懸命考えてくれたことへの感謝?

忙しい中で、時間を作ってくれたことへの感謝?

あなたが伝えたい感謝は、他にもあるかもしれませんね。

 

④確認事項

次回の会議の予定やそれまでの動きなどの確認

 

⑤その他

あなたの現場であなたならではの「終わりを大事にする」方法があるとしたら

他にどのようなものがありますか?

 

これらのどれかをやってみることで、参加者が主体的になり

さらに積み重ねていくことで、集中力が高まっていくかもしれません。

色々な可能性があると思いませんか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

会議やカンファレンスのスタートを大事にする

 

会議やカンファレンスをどのように始めていますか?

 

時間がきて「これから始めまーす!」のアナウンス後、すぐ本題に・・・

定例の会議やカンファレンスだと、特にこのようなスタートになりがちかも?

私自身がよくやっていました。

 

けれど、今は、スタートがとても大切だということがわかります。

 

もしスタートを今までよりさらに整えることができたとしたら

皆の意識が変わります。

それは、場の空気、エネルギーが変わることでもあり

集中力や出てくる意見やアイディアも変わります。

 

それでは、どのようにスタートを大事にしたら良いでしょうか?

 

集まってくれてありがたいという、心からの感謝の言葉かもしれません。

自分からの承認や他者からの感謝や承認の言葉かもしれません。

会議が終わった時にどうなっていたいのか、

会議のゴールを明確にしてメンバーと共有することや

終了時間を伝えて、限られた時間であることを確認することかもしれません。

皆の力を信じて頼って「助けてね」と協力をお願いすることかもしれません。

 

その他にも、参加者が最初に一言づつ、今日の気持ちや気分

又は、最近のほっこりやうれしかったことを話してもらうのも一つです。

 

自分とは違う他の人の考えや意見を頭から否定することなく

まずは「そうなんだね」、「そう思っているんだね」と受け入れよう!

どんな意見や考えも話してOkな場に皆でしていこう!

このような、あなたが大切にしたいルールを共有するのも一つですよね。

 

まだ他にもあるかもしれません

あなたが取り入れたいのはどんなことですか?

また、今度、新たにやってみたいのはどんなことですか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

面談・面接で、相手が話しやすくなる場をつくる

 

企業の採用面接では、お互いが正面に向き合うスタイルもあるかもしれません。

また、上司からの指示・命令を行う時には良いかもしれませんが

この向き合い方・・・緊張してしまいます💦

 

部下との面談や目標管理面接で、相手に心を開いてもらおうとする時は

机の角をはさんで斜めに向き合う、又は、机に向かって横に並ぶのがお勧めです

 

ベンチに一緒に座るイメージで、

相手と同じ方向を向いて一緒に資料を見ながら対話する

 

以前、ある人から聞いた話を思い出しました。

当時、小学生高学年になった男の子とのコミュニケーション

照れもあるのか?難しくなってくる時期

 

それが、車の中では色々な話ができたそうなんです。

車の中だと、素直に自分の話を聞いてくれるし

相手も学校のことや友達のことなどいろいろ話をしてくれる

 

私にも似た経験があります。

家族と2人でドライブ、そんな車中では

日頃話さないような話をお互いにした時がありました。

 

ベンチに一緒に座っっているのと似た状態が作れるのかも

 

もし、面談や面接の場面で、今よりさらに相手が話しやすい場が作れたとしたら

面談や面接の成果にどのような変化が起きると思いますか?

今はまだやっていない、何かもう一工夫はありますか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

部下を上手に育てる上司がしていること

 

部下をちゃんと育てたい、ちゃんと導きたい、ちゃんと指導したい

日頃からこのように感じているあなたは

既に、とても部下のことを大切にされているのではありませんか?

 

けれど、相手はなかなかこちらの思ったようにはいきません。

響かない、気づかない、行動してくれない・・・

こちらがちゃんと指導したいと思えば思うほど空回りするかもしれません。

 

「それはだめ!」「今度からこうして!」

このような指示命令を質問に変えてみませんか?

 

人は、基本的に…誰かに押し付けられた指示や命令に従うより

自ら考え自ら選択して決めたことの方が受け入れやすいものです。

 

そして、自分が納得して決めた時に、高いモチベーションが得られます。

 

このような時に、人は主体的になり、自ら行動しようとします。

 

「どのようにしたらいいと思う?」

これを基本形にして言い方を変えると、レパートリーがぐんと広がります。

 

・期限までに達成するには、どのようにしたらいいと思う?

・今より良くする(質、状況)ためには、どのようにしたらいいと思う?

・どのようにしたら、ちょっとでもうまくいきそう?

・どのように指導したら、○○さん(後輩)がやる気がでるかな?

・最初の一歩は何をどのようにしたらいいかな?

 

あなたの現場や状況に合わせて活用したら、どのような問いが役立ちますか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

コーチングハンドブック読書会の醍醐味は・・・

 

今月のコーチングハンドブック読書会は第4章「自己同一化」でした。

 

「NLPで最高の能力が目覚める」「知識と経験を最大化するセンスの磨き方」

著者である山崎啓支さんがこのような言葉を本の表紙に書かれているように

人間についての理解を深めていくことができる本だと感じます。

 

本に出てくる「プログラム」は様々な捉え方や表現ができますが、

ここでは価値観や観念、ブレーキになるとらわれというふうに捉えると

イメージしやすいかもしれません。

 

その人のプログラムについて理解を深めることは・・・

他者支援や指導、クライアントの方へのコーチングにとても役立ちます。

自分自身のプログラムについて気づいたり理解を深めたりすることは・・・

力の発揮を妨げるプログラムを緩和させ、上手に付き合うことに役立ちます。

 

・・・・・・参加者の方からいただいたお言葉・・・・・・

■「回を重ねるごとに自分の中にあるプログラムが何かということに

気づけるようになってくる感じです。」

■「日常の中で自分が感じるモヤモヤや不快な気持ちを大切にしてあげると

そこにプログラムに気づけるヒントがあるということが勉強になりました。」

■「一章ごとに読書会がある事で、一人では理解できなかった事が

事例をシェアされることでふと気づかされる事があります。」

■「何に価値を置いているのか…この読書会を通して自分を知る、

自分のことを考える時間を与えてもらっているなと感じます。」

■「私が参加しても大丈夫なのかと不安でしたが、

今では月一回のこの時間が楽しみになっています。」

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私は読書会の主催者側ですが

今だに毎回本を読むと新たな発見や自分への気づきがあります。

そして、参加者の方とのやり取りの中で、私も視点が変わり

自分の中にはなかった視点を皆さんからいただいています。

皆さま、本当にありがとうございます。

 

今回の読書会でできた空白の一つ…「私は何に価値をおいているのだろう?」

そして、もう一つ…「自分の人生をどう生きたいのだろう?」

この問いと共に今も過ごしています。

 

「あなたは何に価値を置いていますか?」

それはあなたの生活に大きな影響を与えます。

そして、あなたは「あなたの人生をどのように生きたいですか?」

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

改めて学び直すために1on1で学ぶコーチング塾で学ぶ

 

今日は1on1で学ぶコーチング塾の開催日でした。

本日の内容は、第3講 部下やメンバーのやる気を引き出す「認めるチカラ」

 

学んだことがないから学ぶ、良く知らないから学ぶだけじゃないのですね!

経験も長く、研修でコーチングを学ばれたことがある方が

改めて学び直すために、1on1でコーチングを学ばれるケースもあるんだ

受講された方から学ばせていただきました。

 

1on1で学ぶコーチングと集合研修やセミナーで学ぶコーチング

お伝えするテーマは同じでも、仮にテキストが全く同じであっても

進め方や勝手が随分違うように感じています。

どちらが良い、悪いではなく

どちらにも良さがあり、その場に応じた良いやり方と進め方があります。

 

1on1コーチング塾は1対1だから、

受講される方の現状や状況に合わせて柔軟に進めていきます。

現場と結び付けながら、その方だけのオリジナルな学びが得られる

1対1だから、コーチングを盛り込めながらコーチングをお伝えできる!

学ぶ方にとっては、コーチングを受けながらコーチングが学べる!

そんなことを・・・今日も改めて感じました。

 

リソースを聞かせていただき、ご本人の想いをお聞きし

終わった時には、私もほっこりした気持ちになって

元気になって、幸せな気持ちになりました。

ありがとうございました。(=^・^=)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

あなたは周りの人からどのように扱われたいですか?

 

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あなたは周りの人からどのように扱われたいですか?

あなたが話をする時に、相手の人にどのように聞いてほしいですか?

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これは、今年私がセミナーを受講した時に講師の先生に問われた質問

その時に、私の中の時間が止まった

 

それを周りの人や相手の人にしてさしあげる

そんなことは当たり前、わかっているという領域を越え

深いところまで井戸の中を降りて行ったかのよう

集中して考えることができました。

 

そして出てきた答えは、私の幼少期の体験ともつながったのです

 

今も、その問いが私の中で息づいている感覚があります。

本当にそうだな、本当にそうしたいな

 

今年は、「ちゃんと人の話を聴く」ことをさらに深めてやっていきたい。

そして、「自分が扱われたいように周りの人を大切に」したい。

それが今年の私の抱負です。

 

「聴く」ことは奥が深くて、これでOk(十分)がない道だと思っています

今までより意識して、でも意識しすぎずに

今までより集中して、でも集中しようとしすぎずに

否定することなく、あるがままの相手を理解し認めていくと

コーチングでもセミナーでも、その人や場が変化するのを実感します。

 

聴くことを含めて自分が扱われたいように周りの人に接することは難しい

まだまだだな~と反省するけれど

そのまだまだも私にとっては大切で必要なことです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。