部下や後輩、スタッフが行き詰まっている時・・・

 

読書会の教材にしている「コーチングハンドブック」山崎啓支著

この本の中にある言葉

「スポンサーの在り方を実現したコーチは誰かを変えようという意図はありません。価値判断が緩いので、クライアントに良い・悪いを被せずにただ受け入れて理解するのです。・・・このようなコーチにとって、困難や苦しみすらも大切な教師に見えるのです。・・・スポンサーとしてのコーチはクライアントに一切同情することなく、ただ静かにみつめているのです。その結果クラインとは自ら気づき、自ら変わっていきます。」

この本を初めて読んで、この言葉を目にした時

とても深く、体の奥の奥までこの言葉が染みていきました。

 

しばらく経って忘れていた時に、再びこの言葉を目にして

本当にそうだよな~としみじみ思いました。

 

私は、クライアントの方を見ていて、時々この言葉に立ち戻る

 

人が目標達成するプロセスは、いつも順調で楽しくて達成感があるわけではない

目標の内容にもよりますが、むしろその逆の場面も多いかもしれません。

それは、目標達成する試練とも言い換えることができる

やろうと思うのに行動できない時がある

恐怖を感じる、緊張、自分には無理・・・だと尻込みしたくなる時がある

 

当事者の位置にいる本人は一生懸命もがいているかもしれません。

しかし、私には必要なことが起きているようにしか見えない時があります

前に進むプロセスのひとつだとわかる

筋力トレーニングになっていることがわかる

必要なリソース(活用できる素材)になることがわかっている

だから、順調だということがわかる

 

分かるという感覚

そういう時、いっさい否定することなく理解して

私はこの言葉とともにクライアントの方に寄り添う

私ができている!ということではなく

そのように寄り添いたいと思っている私の軸なのかもしれません。

 

ただね・・・

私が当事者になっている場合は、やはりどうにかしようともがきますよね(笑)

そして、そういう時は

私のコーチが本の言葉のように私を理解し、寄り添ってくださっている

 

あなたも、あなたのまわりの部下や後輩、スタッフに、

クライアントの方に、子供さんに、あなたのまわりの方に・・・

この言葉の意味を理解して寄り添ったとしたら、どうなるでしょうか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

とりあえず手をつけてみる

 

苦手なこと、おっくうなこと、でもやらねばならない時

或いは・・・

やってみたいけど、いざやろうとするとおっくうな気持ちになり先延ばし

そんな時はありませんか?

 

何もしないとおっくうな感情のなすがまま、

動き出すことがなかなかできません。

このような時、どうしたら良いでしょうか?

 

あくまでも私の場合ですが、2つのことをやっているかな~と振り返りました。

①目的に一旦立ち戻る

②レベルを落として、とりあえず手をつけることに意識を向ける

 

①は、「何のためにやるのか・・・?」を自分に問いかけること

目的に立ち戻ることで、感情が幾分かでも大人しくなってくれる気がしています

そして、「しかたないな~」と言いながらも協力してくれるようになる

 

②は、目標を見ない!

目標を見てビジョンを描いてプロセスを明確にして・・・

これが効果的な時もありますが、

目標を思い描くと、長いな、難しいな、大変そうだなと感じて重くなる場合は

逆に目標を見ない!(笑)

いかにして簡単に手をつけるかを考える

そして、何も考えずに手をとりあえずつけちゃう

一旦手をつけると進みやすくなるからです。

 

スケジュールのTo Doリストには

「○○をやる!(ゴール)」ではなく「○○に手をつける」と書きます。

「5分だけやる」「2~3行だけ書く」「スライド1枚だけつくる」

・・・などなど

できるだけ小さな規模にして手をつけやすくします。

 

先日、やる気が起きず「スライド1枚だけつくる」と決めて手をつけたら・・・

気づくと、あっという間に時間が過ぎ、

スライドも1枚どころか予想以上に進みました。

一旦手をつけちゃうと、勝手に集中状態に・・・

 

手をつけたら進みやすかったという経験をお持ちではないでしょうか?

また、別な秘訣をおもちでしたら私にもぜひ教えてくださいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

パフォーマンスの高い状態を作るために

 

先日の夜のコーチングハンドブック読書会は

第9章「パフォーマンスの高い状態を作るために」

 

誰しも時には最高のパフォーマンスを発揮した時があるのでは?

なぜだかわからないけど、その時は最高の力が発揮できたという状況

でも、その体験と意識的に最高の力を発揮したのとは違う

 

この本を読んで理解を深め実践していくことは

意識的に最高の力を発揮することができる自分を育てていくことにつながる。

つまり、高いパフォーマンスが安定して発揮できるようになる道

苦手なことでも高いパフォーマンスが発揮できるようになる道

 

一人で本を読んだ時よりも

読書会の中で皆さんの考えや体験をきくことで、さらに理解が深まります。

 

皆さんの中から問いが生まれ

その空白が徐々に埋まっていくと

次の問いが・・・

 

皆さんとの共同作業の中で、コンピューターの自動運転のように学びが進む

皆さんが高いパフォーマンスを発揮されていた場だったように思いました。

 

疑問を出して下さった方に同じ質問を投げ返すと(その時は大澤のうっかり)

ご自身なりに何かしらみつけて答えていらっしゃって

本当に「その人の中に答えはある」のですね。

すごいな~ おもしろいな~

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

「責任」からどのようなイメージをもちますか?

 

同じ言葉を目や耳にしても、もつイメージは様々

良いイメージを持つ人もいれば、嫌なイメージをもつ人もいる

実は、それによって、

本人が気づいていなくても、様々な反応が起きています。

 

最近感じていたのが「責任」について

あなたは「責任」という言葉からどのようなイメージをもちますか?

私の中からでてきたのは・・・

「重い」感覚

「果たさなくてはならないもの」

「果たさなくては迷惑がかかるもの」

 

先日、私のコーチからコーチングを受け

小学校の時にそれが強くなった出来事があったことを思い出しました。

 

そして、今は「責任」は「自分の出来る範囲のことをやる!」にチェンジ!

価値観は変えることができるもの。

変えても良いのです。

その方が軽やかになって、肩の力が抜けて

責任を果たすための行動を起こしやすいかもしれませんね。

 

あなたは、「責任」からどのようなイメージをもちますか?

「責任」でなくても、他に気になっている言葉はありますか?

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

その感情の奥にあるのはどんな願いですか?

 

外側に表現するしないは一旦置いておいて・・・

日常の出来事の中で、様々な感情と出会います。

 

うれしさや楽しさだけだったら良いのですが

イラっとしたり、落ち込んだり、焦ったり、不安に思ったり

時には言葉にしにくい抵抗感や重い感じなどの感覚の時もあります。

 

そういう時は、その感情を感じないようにするのではなく

目をそらすのでもなく

その感情さんの思いを聴いてみましょう。

 

その感情の奥にはどんな願いがあるのでしょうか?

 

期日が迫ってくるある仕事に感じていた漠然とした不安

昔は不安を無くしたいと思っていた。

不安がやってくると、何とかして排除しようとして

でも排除できなくて・・・

よけいに不安が大きくなっていた(笑)

 

今の私は、排除しようとせずに、一緒に過ごせるようになってきました。

胸の辺りに不安があるな~

ちょっと重いかも~3Kgぐらい?

 

その不安と向き合ってみたら、具体的には以下のような不安でした。

・期限に間に合うかな~?

・良いものができるかな~?

 

そして、その奥にある願いを探ってみたら

「迷惑をかけてはいけない!」

「満足していただきたい!」

 

さらに探っていくと・・・そこには

「貢献したい!(お役に立ちたい!)」という強い願いがありました。

 

その願いが強くなりすぎていて、力みがあったのかもしれませんね。

逆効果ですね。

ほどほどに・・・ですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

アプローチに迷った時は相手に聞く

 

目の前の人にどのように関わるのか、迷うことや戸惑うことはありませんか?

 

この部下(人)にどのように関わったら良いのだろう?

自分のとったアプローチは良かったのかな~?

押しつけではなかっただろうか?

このように感じることはありませんか?

 

そもそも・・・誰一人として同じ人はいません。

仮に、自分と似たタイプの人だったとしても、完全に同じではないでしょう。

なので、まずはアプローチに迷うことがダメではないということですよね。

 

そして、迷うということは、

“どうしたら効果的な支援ができるのか…?”にあなたの焦点が当たっている証拠

支援力や指導力を高めるのに、これはとても重要な問いです。

あなたが支援力を高めるチャンスだと思ってください。

 

迷った時には、相手にどうかかわってほしいかを尋ねるのも一つです

どう指導を受けたら効果的なのか、答えは相手の中にありますね。

 

実際に尋ねてみると

人は成長意欲がちゃんとある!

はっきり伝えてほしいのだな~と私は感じます。

 

でも、一方的にハッキリ伝える、繰り返し伝えると・・・

相手は全く違う反応、受け取ってくれない

 

実は…私も、意識しているつもりでもまだまだです。

さっきのは私の押しつけだったかな?

「・・・」のように尋ねれば良かったかな?・・・と先日も(笑)

 

振り返りつつ、支援力を一緒に高めていきましょう!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

急ぎたい時こそゆっくりと行動してみてわかったこと

 

2月の終わり、あれもこれも同時に次々と・・・

即座に考え、決め、行動に移すことを求められる状況になった時のこと。

 

プライベートを調整しつつ、仕事も調整が必要

巨大なうねりの中に立っているよう

早くやらなくちゃ!と急ぐ思い

 

とにかく、身体を休められると時に休めよう

感情と思考を冷静にさせることが必要

そして目の前の人や物事と向き合うことに徹する

 

ある朝決めたこと、

それは、「あえて(逆に)ゆっくりやる!」

 

一つ一つを丁寧にゆっくりとやってみることにした。

途中で急ぎたくなった時やパニックになりそうになった時には

「ゆっくりと」と自分につぶやき言い聞かせた。

 

そして、やってみてわかったこと

ゆっくりすると、逆にスピードアップできる

集中力が高まり、無駄が減り、優先順位がおのずと見えてくる

必要な支援の手も差し伸べられた。感謝。

 

おそらく・・・

ゆっくりを意識しなかった時より手際良く物事が進む

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

痛みを伴う体験

 

これまでに誰かの言動や何かの出来事で痛みを味わった体験はありませんか?

逆に、自分が誰かを傷つけてしまったり迷惑をかけてしまい反省

それはそれで、やはり自分も心が痛く傷ついている

私達は、様々な痛みを伴う体験を通して日々変化してきています

 

痛みを伴う体験は嫌だけど、避けたいけど、それによって得られるものもある

恩恵もあることに気づいていますか?

 

視点が変わり、視野が広がって理解できた時に、

思い込みだった部分や価値に気づくかもしれません。

すると、その出来事やその人や自分自身に対しての捉え方が変化します。

 

捉え方が変化すると・・・

長年抱えていたネガティブだと思い込んでいた体験は

意味が変わり、質感が変わり、

それまで自分の中で無意識的に起きていた感情や感覚などの反応が変わります。

 

コーチングってすごいな~と思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

苦手意識の奥にある意図は何だろう?

 

苦手だなと思うことやおっくだなと思う時はありますか?

特に何をしている時に、そのような感覚になりますか?

 

私にとっては、文章を書く時

文章を書くことは自分では難しいと感じることです。

サクサク進む時もありますが、なかな進まない時の方が多いです。

テーマがみつからない、どのように構成や表現をしたら良いのかわからない

すると、難しい~苦手~という気持ちや感覚になります。

 

その一方で、

書かせていただくお仕事をありがたく引き受ける私もあります。

やりたいと喜ぶ私でもあります。

自ら、ブログも書いていますし(誰からも強制されていません)

クライアントの方には年に3回通信も主体的に発行しています。

 

いったい、私は文章を書くのが好きな人なの?嫌いな人なの?

どちらの自分の時もあります・・・というより

どちらの気分の時もあるのかも。

 

本来の私はそのどちらでもなく、淡々と自分の道を歩んでいく中で

その私が文章を書いて表現しようとしています。

 

苦手意識の気分を起こす自分を掘り下げていった時

子供の頃のある出来事と結びつきました。

ああ、それで文章書きたくない気分にさせてくれているんだな~

さらに、文章が書けないという状態を私は恐れていたんだな~

 

苦手意識の奥には、意図があったのです。

感情や感覚を起こして何かを思い出させようとしていたり

何かを乗り越えようとさせていたり

実は、何かから自分を守ろうとしてくれていたり

 

あなたが苦手だと感じることの奥にある意図は何でしょうか?

 

書けた時の喜びやホッとする感覚に励まされ

掛けない時の踏ん張りや粘りがトレーニングにもなり

今の私につながっています。

無駄なことは何もない。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

「相手の鏡」としての存在になる

 

「フィードバック」は多くの方が耳にしたことのある言葉

何となくでも、意味はわかるという方は多いでしょう。

ビジネスシーンでのフィードバックは

評価や意見を返すというイメージがあるかもしれません。

 

フィードバックを一番シンプルに表現すると「事実を伝える」こと

個人的な推測や価値観がない事実

見たまま、聞いたまま、キャッチした客観的事実

 

どんな言葉を伝えるかだけでなく、そこには・・・

ニュートラルなエネルギー(伝える側の内面の状態がニュートラル)も必要

まさに、「相手の鏡」としての存在になる

 

「まだ起きてるの!(怒り)早く寝ないと明日起きれないでしょ!」

→すると、相手も怒りを感じて反抗的になり、自ら行動を変えようとしない

 

フィードバックと質問で

「夜の11時になったね。明日も仕事(学校)で朝早いね。何時に寝る予定?」

ニュートラルに伝えると・・・

その時に相手は抵抗感が(少)なく、自ら気づいて行動を修正しようとできる

その率を上げることができます。

もっと他にもいろいろな伝え方ができますね。

 

部下にも、同様にフィードバックを意識してみたらどうなるでしょうか?

仮に1回で変化がなかったとしても、

私は、前者のアプローチを繰り返すより、後者のアプローチをこつこつ重ねたい

 

フィードバックにもいろいろな種類やレベルがある

探究すると、これがなかなか難しい~

私は出来る時もあるけれど、出来ない時も多いです💦

 

ですが・・・意識して実践しようとすることで、

出来る率を上げていくことができたらいいなと思います。

 

本年もお読みいただきありがとうございました。