相手を信じることと相手を信じないこと

 

部下や後輩に注意を促し、行動を変えてもらう必要がある時がある

上手く出来る時もあるけれど、上手く出来ない時やミスをする時もある

やろうと思っても、なかなか行動ができていない時もある

 

相手に伝える前に、立ち止まって自分に確認をとってみてください

感情のまま伝えようとしていない?

 

「ダメなこの人を変えなくちゃ!」といういう自分が「ダメだよ」と伝えた時と

「大切なこの人のために伝えよう!」という自分が「ダメだよ」と伝えた時では

同じ言葉をかけても伝わり方は全く違う

 

相手の存在を否定した自分と、相手を存在承認できている自分の影響力の違い

 

存在承認は・・・相手の存在そのものを認めていること

相手の行動は注意をする必要があるけれど、存在そのものは否定していない

大切な一員、素晴らしい人、可能性を持った人、伸びしろがある人

指導する時の自分の言葉のかけ方も、声のトーンも、表情も違ってくるでしょう

 

けれど、存在は信じるけれど、行動は信じすぎないことも大切です。

相手を信じることと放置することとは違う

ちゃんと見守り、行動できるよう声を掛けたり背中を押す

ちゃんとやってきたか、やれたか確認をすることは大切ですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

自分を信じることと自分を信じないこと

 

決めつけは良くない・・・と思う

決めつけてものを言う人に対して反発したくなる

そして・・・「それは決めつけでしょ!」と決めつけたくなる…私(笑)

 

結構、私も決めつけていると自分を振り返ります。

 

人はいろいろなことを自分の物差しでジャッジしがち

いろいろなことを自分の解釈で思い込んでしまいがち

過去の出来事を歪曲して記憶

それを絶対だと・・・100%だと・・・信じ込んでしまう

 

「確か○○だった!」も「絶対そうだった!」に代わり

本当に信じていたのに…言い切ったのに…間違っていたことありませんか?

そして、恥ずかし~と思いながら間違いを認めて謝ったことはありませんか?

 

自分を信じることと、自分を疑う(余地をもつ)こと

その両方の視点を持とう

自分に自信をもつことと、自信を持たない(持ちすぎない)こと

その両方を大切にしよう

 

つい、忘れちゃうけれど、また思い出そう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

部下や後輩、スタッフが行き詰まっている時・・・

 

読書会の教材にしている「コーチングハンドブック」山崎啓支著

この本の中にある言葉

「スポンサーの在り方を実現したコーチは誰かを変えようという意図はありません。価値判断が緩いので、クライアントに良い・悪いを被せずにただ受け入れて理解するのです。・・・このようなコーチにとって、困難や苦しみすらも大切な教師に見えるのです。・・・スポンサーとしてのコーチはクライアントに一切同情することなく、ただ静かにみつめているのです。その結果クラインとは自ら気づき、自ら変わっていきます。」

この本を初めて読んで、この言葉を目にした時

とても深く、体の奥の奥までこの言葉が染みていきました。

 

しばらく経って忘れていた時に、再びこの言葉を目にして

本当にそうだよな~としみじみ思いました。

 

私は、クライアントの方を見ていて、時々この言葉に立ち戻る

 

人が目標達成するプロセスは、いつも順調で楽しくて達成感があるわけではない

目標の内容にもよりますが、むしろその逆の場面も多いかもしれません。

それは、目標達成する試練とも言い換えることができる

やろうと思うのに行動できない時がある

恐怖を感じる、緊張、自分には無理・・・だと尻込みしたくなる時がある

 

当事者の位置にいる本人は一生懸命もがいているかもしれません。

しかし、私には必要なことが起きているようにしか見えない時があります

前に進むプロセスのひとつだとわかる

筋力トレーニングになっていることがわかる

必要なリソース(活用できる素材)になることがわかっている

だから、順調だということがわかる

 

分かるという感覚

そういう時、いっさい否定することなく理解して

私はこの言葉とともにクライアントの方に寄り添う

私ができている!ということではなく

そのように寄り添いたいと思っている私の軸なのかもしれません。

 

ただね・・・

私が当事者になっている場合は、やはりどうにかしようともがきますよね(笑)

そして、そういう時は

私のコーチが本の言葉のように私を理解し、寄り添ってくださっている

 

あなたも、あなたのまわりの部下や後輩、スタッフに、

クライアントの方に、子供さんに、あなたのまわりの方に・・・

この言葉の意味を理解して寄り添ったとしたら、どうなるでしょうか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

とりあえず手をつけてみる

 

苦手なこと、おっくうなこと、でもやらねばならない時

或いは・・・

やってみたいけど、いざやろうとするとおっくうな気持ちになり先延ばし

そんな時はありませんか?

 

何もしないとおっくうな感情のなすがまま、

動き出すことがなかなかできません。

このような時、どうしたら良いでしょうか?

 

あくまでも私の場合ですが、2つのことをやっているかな~と振り返りました。

①目的に一旦立ち戻る

②レベルを落として、とりあえず手をつけることに意識を向ける

 

①は、「何のためにやるのか・・・?」を自分に問いかけること

目的に立ち戻ることで、感情が幾分かでも大人しくなってくれる気がしています

そして、「しかたないな~」と言いながらも協力してくれるようになる

 

②は、目標を見ない!

目標を見てビジョンを描いてプロセスを明確にして・・・

これが効果的な時もありますが、

目標を思い描くと、長いな、難しいな、大変そうだなと感じて重くなる場合は

逆に目標を見ない!(笑)

いかにして簡単に手をつけるかを考える

そして、何も考えずに手をとりあえずつけちゃう

一旦手をつけると進みやすくなるからです。

 

スケジュールのTo Doリストには

「○○をやる!(ゴール)」ではなく「○○に手をつける」と書きます。

「5分だけやる」「2~3行だけ書く」「スライド1枚だけつくる」

・・・などなど

できるだけ小さな規模にして手をつけやすくします。

 

先日、やる気が起きず「スライド1枚だけつくる」と決めて手をつけたら・・・

気づくと、あっという間に時間が過ぎ、

スライドも1枚どころか予想以上に進みました。

一旦手をつけちゃうと、勝手に集中状態に・・・

 

手をつけたら進みやすかったという経験をお持ちではないでしょうか?

また、別な秘訣をおもちでしたら私にもぜひ教えてくださいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

パフォーマンスの高い状態を作るために

 

先日の夜のコーチングハンドブック読書会は

第9章「パフォーマンスの高い状態を作るために」

 

誰しも時には最高のパフォーマンスを発揮した時があるのでは?

なぜだかわからないけど、その時は最高の力が発揮できたという状況

でも、その体験と意識的に最高の力を発揮したのとは違う

 

この本を読んで理解を深め実践していくことは

意識的に最高の力を発揮することができる自分を育てていくことにつながる。

つまり、高いパフォーマンスが安定して発揮できるようになる道

苦手なことでも高いパフォーマンスが発揮できるようになる道

 

一人で本を読んだ時よりも

読書会の中で皆さんの考えや体験をきくことで、さらに理解が深まります。

 

皆さんの中から問いが生まれ

その空白が徐々に埋まっていくと

次の問いが・・・

 

皆さんとの共同作業の中で、コンピューターの自動運転のように学びが進む

皆さんが高いパフォーマンスを発揮されていた場だったように思いました。

 

疑問を出して下さった方に同じ質問を投げ返すと(その時は大澤のうっかり)

ご自身なりに何かしらみつけて答えていらっしゃって

本当に「その人の中に答えはある」のですね。

すごいな~ おもしろいな~

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

「責任」からどのようなイメージをもちますか?

 

同じ言葉を目や耳にしても、もつイメージは様々

良いイメージを持つ人もいれば、嫌なイメージをもつ人もいる

実は、それによって、

本人が気づいていなくても、様々な反応が起きています。

 

最近感じていたのが「責任」について

あなたは「責任」という言葉からどのようなイメージをもちますか?

私の中からでてきたのは・・・

「重い」感覚

「果たさなくてはならないもの」

「果たさなくては迷惑がかかるもの」

 

先日、私のコーチからコーチングを受け

小学校の時にそれが強くなった出来事があったことを思い出しました。

 

そして、今は「責任」は「自分の出来る範囲のことをやる!」にチェンジ!

価値観は変えることができるもの。

変えても良いのです。

その方が軽やかになって、肩の力が抜けて

責任を果たすための行動を起こしやすいかもしれませんね。

 

あなたは、「責任」からどのようなイメージをもちますか?

「責任」でなくても、他に気になっている言葉はありますか?

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

その感情の奥にあるのはどんな願いですか?

 

外側に表現するしないは一旦置いておいて・・・

日常の出来事の中で、様々な感情と出会います。

 

うれしさや楽しさだけだったら良いのですが

イラっとしたり、落ち込んだり、焦ったり、不安に思ったり

時には言葉にしにくい抵抗感や重い感じなどの感覚の時もあります。

 

そういう時は、その感情を感じないようにするのではなく

目をそらすのでもなく

その感情さんの思いを聴いてみましょう。

 

その感情の奥にはどんな願いがあるのでしょうか?

 

期日が迫ってくるある仕事に感じていた漠然とした不安

昔は不安を無くしたいと思っていた。

不安がやってくると、何とかして排除しようとして

でも排除できなくて・・・

よけいに不安が大きくなっていた(笑)

 

今の私は、排除しようとせずに、一緒に過ごせるようになってきました。

胸の辺りに不安があるな~

ちょっと重いかも~3Kgぐらい?

 

その不安と向き合ってみたら、具体的には以下のような不安でした。

・期限に間に合うかな~?

・良いものができるかな~?

 

そして、その奥にある願いを探ってみたら

「迷惑をかけてはいけない!」

「満足していただきたい!」

 

さらに探っていくと・・・そこには

「貢献したい!(お役に立ちたい!)」という強い願いがありました。

 

その願いが強くなりすぎていて、力みがあったのかもしれませんね。

逆効果ですね。

ほどほどに・・・ですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

アプローチに迷った時は相手に聞く

 

目の前の人にどのように関わるのか、迷うことや戸惑うことはありませんか?

 

この部下(人)にどのように関わったら良いのだろう?

自分のとったアプローチは良かったのかな~?

押しつけではなかっただろうか?

このように感じることはありませんか?

 

そもそも・・・誰一人として同じ人はいません。

仮に、自分と似たタイプの人だったとしても、完全に同じではないでしょう。

なので、まずはアプローチに迷うことがダメではないということですよね。

 

そして、迷うということは、

“どうしたら効果的な支援ができるのか…?”にあなたの焦点が当たっている証拠

支援力や指導力を高めるのに、これはとても重要な問いです。

あなたが支援力を高めるチャンスだと思ってください。

 

迷った時には、相手にどうかかわってほしいかを尋ねるのも一つです

どう指導を受けたら効果的なのか、答えは相手の中にありますね。

 

実際に尋ねてみると

人は成長意欲がちゃんとある!

はっきり伝えてほしいのだな~と私は感じます。

 

でも、一方的にハッキリ伝える、繰り返し伝えると・・・

相手は全く違う反応、受け取ってくれない

 

実は…私も、意識しているつもりでもまだまだです。

さっきのは私の押しつけだったかな?

「・・・」のように尋ねれば良かったかな?・・・と先日も(笑)

 

振り返りつつ、支援力を一緒に高めていきましょう!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

急ぎたい時こそゆっくりと行動してみてわかったこと

 

2月の終わり、あれもこれも同時に次々と・・・

即座に考え、決め、行動に移すことを求められる状況になった時のこと。

 

プライベートを調整しつつ、仕事も調整が必要

巨大なうねりの中に立っているよう

早くやらなくちゃ!と急ぐ思い

 

とにかく、身体を休められると時に休めよう

感情と思考を冷静にさせることが必要

そして目の前の人や物事と向き合うことに徹する

 

ある朝決めたこと、

それは、「あえて(逆に)ゆっくりやる!」

 

一つ一つを丁寧にゆっくりとやってみることにした。

途中で急ぎたくなった時やパニックになりそうになった時には

「ゆっくりと」と自分につぶやき言い聞かせた。

 

そして、やってみてわかったこと

ゆっくりすると、逆にスピードアップできる

集中力が高まり、無駄が減り、優先順位がおのずと見えてくる

必要な支援の手も差し伸べられた。感謝。

 

おそらく・・・

ゆっくりを意識しなかった時より手際良く物事が進む

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

痛みを伴う体験

 

これまでに誰かの言動や何かの出来事で痛みを味わった体験はありませんか?

逆に、自分が誰かを傷つけてしまったり迷惑をかけてしまい反省

それはそれで、やはり自分も心が痛く傷ついている

私達は、様々な痛みを伴う体験を通して日々変化してきています

 

痛みを伴う体験は嫌だけど、避けたいけど、それによって得られるものもある

恩恵もあることに気づいていますか?

 

視点が変わり、視野が広がって理解できた時に、

思い込みだった部分や価値に気づくかもしれません。

すると、その出来事やその人や自分自身に対しての捉え方が変化します。

 

捉え方が変化すると・・・

長年抱えていたネガティブだと思い込んでいた体験は

意味が変わり、質感が変わり、

それまで自分の中で無意識的に起きていた感情や感覚などの反応が変わります。

 

コーチングってすごいな~と思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。